ドキュメント 太平洋戦争全史(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775090

作品紹介・あらすじ

ガダルカナル島争奪戦までは米軍と互角に渡り合った日本軍。だが、ガ島を奪われた昭和一八年以降、坂を転げ落ちるように敗北を重ねる-。下巻ではラバウル攻防戦から終戦に至る道程を叙述。国民の熱狂的後押しで始まり、無惨な敗戦に終わった先の大戦を、丹念に辿った第一級の資料。

感想・レビュー・書評

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  • 著者のミッドウェー戦記は、当事者へのインタビューを元に重厚な作品となっていたため、同著者の作品として期待して手に取ったが、いかんせん本書は取り扱う事件のスケールが一海戦と比べると大きすぎて、著者の個性が薄まってしまったと思う。
    一通り出来事を追うには、取り上げる事柄の著者の取捨選択はあるが、概ね良い作品と思う。

  • 日本軍ジリ貧。
    ことあるごとに”決戦”を唱えながら、それに至るまでに戦力を消耗し尽くしてしまい、”決戦”が”決戦”でなくなるのはどうしたことか。
    圧倒的な戦力差はあっただろうが、下手ないくさに終始した日本軍は、やはり組織として失敗だったのだろう。

  • 単行本で既読。

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著者プロフィール

1934年生まれ。1964年、文芸誌「新潮」に小説を発表し、作家デビュー。1970年『弱き者は死ね』で小説現代新人賞を受賞。著書に『ミッドウェー戦記』『ガダルカナル戦記』『ドキュメント太平洋戦争全史』(いずれも講談社文庫)、小説『弱き者は死ね』(廣済堂)、『尾張の宗春』『踊る一遍上人』(以上、東洋経済新報社)、ノンフィクションに『戦時少年ヒロシ』(光人社)、『東條英機』(光人社NF文庫)などがある。

「2016年 『佐助と幸村』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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