明日の朝、観覧車で (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776462

作品紹介・あらすじ

100kmを歩く大会になぜか参加することになった高校一年のみちる。歩きながら頭の中に浮かんでくるのは--歩けば何かが変わる?

感想・レビュー・書評

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  • おじさんの企てで100キロウォークに参加することになってしまった主人公の女子高生・みちる。
    時には1人で、時には出会った人と一緒に100キロという長い道のりを歩く中で、自分自身や家族を見つめ直していく。途中リタイアの誘惑に駆られながらも足を運んでいくみちるの姿に感動を覚える。
    短いページ数ながら、満足感の大きい一冊でした。

  • 三河湾100Km歩け歩け大会の体験に基づいた『明日の朝、観覧車で』(著:片川優子)を一気に読んでしまいました。ただ歩くだけなのに、かけがえのないものが得られる不思議さが蘇りました。

  • 女子高校生が100km を完歩するストーリーです。
    夜通し30時間をかけて歩くなかで、
    知り合えた方に勇気をもらいながら一緒に歩き、サポートの方たちに助けられ・・
    今までの、自分と家族との関係に思いを巡らし・・
    私も同じように歩きながら、朝日に照らされた観覧車を見たような感覚を味わいました^^

    読み進みがスムーズな文章でした!

  • あらすじ(背表紙より)
    夜通しかけて100kmを歩く催しに、一人で参加した高校生のみちる。完歩の自信もなく、早々にリタイアしようとした時、自分を励ます初老の男性と出会う。その人と歩くうち、脳裏に浮かんだのは、ある事故をきっかけに変わってしまった家族のこと。歩き続ければあの日に戻れるだろうか。

  • 夜通しかけて100kmを歩く催しに、一人で参加した高校生のみちる。完歩の自信もなく、早々にリタイアしようとした時、自分を励ます初老の男性と出会う。その人と歩くうち、脳裏に浮かんだのは、ある事故をきっかけに変わってしまった家族のこと。歩き続ければあの日に戻れるだろうか。『100km!』改題。

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著者プロフィール

作家、獣医師。15歳の時に書いた『佐藤さん』で、第44回講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、作家デビュー。一方で、麻布大学大学院獣医学研究科で博士号を取得し、現在は獣医師兼作家として活動している。著書『ぼくとニケ』は青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出された。他に『ただいまラボ』(以上講談社)などがある。

「2023年 『おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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