君について行こう 女房は宇宙をめざす (上) (講談社+α文庫)

  • 講談社 (2010年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (286ページ) / ISBN・EAN: 9784062813884

みんなの感想まとめ

宇宙をテーマにしたこの作品は、著者の向井万起男が自身の妻である向井千秋さんとの関係を通じて、一般人が抱く疑問や不思議を親しみやすく解説しています。特に、難解な宇宙の話を一般目線で捉え、ウィットに富んだ...

感想・レビュー・書評

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  • 以前、入院していた友人を見舞って慶応病院に行った際に、ロビーで歩いている姿をお見かけした。
    すると一緒にいた友人Cが「キャーまきおちゃんだ~!」と控えめながらも嬌声を上げた。まきおちゃんて(笑)と笑う私ともうひとりの友人K。そしてCが、大絶賛して勧めてくれたのが向井万起男さんの著書だった。

    ここ近年読んだエッセイの中でもとびぬけて面白かった。
    宇宙のことになどまったく関心が無い私でもかなり引き込まれてしまう文章力というか、目の付け所。
    向井千秋さんと夫婦であるということを軸に難しいこと抜きに一般人が知りたいこと、不思議に思っていることを一般人目線で紐解いてくれている。
    しかも文章のそこかしこにウィットが溢れていて万起男さんがここまで楽しいい方だとは想像つかなかった。
    そして同じくそこかしこに千秋さんへの深い愛情が伺えたのも良かった。
    下巻の最後の方は感動続き。

  • この本がきっかけとなって「宇宙兄弟」が生まれました。と言われたら「宇宙兄弟部」としては読まないわけにはいかんだろう…と思って読み始めたら一気読み!(^^)!
    マキオちゃん、イイ仕事してます(*^^)v
    当たり前だけど、宇宙飛行士一人一人にきっとそれぞれの人生とそこに至るまでのドラマがあって、大変な試験と訓練を重ねて、それを支える人がいて…皆一生懸命だから皆魅力的でキラキラして見えるんだろうなぁ~
    私がこの巻で一番印象的だったのは「家族支援プログラム」について書かれていた『"人間とは弱いものだ、脆いものだ”ということを正直に認められる社会こそが成熟した社会だと思う』という部分
    何だか最近感じていたことと妙にピッタリはまってしまったのでした(^^ゞ

  • 「宇宙兄弟」きっかけに読む。
    「私の履歴書」で読む向井千秋さんより、何倍も楽しい一直線な向井千秋さんがいた。万起男ちゃん目線で書かれていて、向井千秋さんをとてもリスペクトしてるのがわかる。“君について行こう”、“私を置いてきぼりにしてアチコチ飛び回り“ 、、なんて世の男の人は、何人言えるでしょうか。最近知ったみらい党首のご夫婦も近しいものを感じるなあ。

  • 面白かった

  • ●2025年5月9日、息抜きにグラビティの読書の星みてたら、トピック「何度も読み返す本ありますか」という質問にこの本をあげてる人がいた。

    「君について行こう: 女房は宇宙をめざす
    向井万起男」

    → ブクログの過去レビューで慶應病院での出来事を書いてる人がいてびっくりした。

  • p104「商品券でものを食うやつがいるということを初めて知って驚いた。これって、普通なんですかね?」
    p109「人間は横になったら眠るようにできてるんだってば。」

    内藤千秋さんの、そしてご家族のスケールの大きさを知らしめる一文。大笑い。

    そして、宇宙飛行士の夫になれたおかげで、各都市のどこに国際電話をかけられる公衆電話がおいてあるかを見抜けるようになったと考えるご主人。

    すばらしい方々だと思う。

    乗組員のチームメイトとの交流のくだりを読むと、宇宙飛行士に選ばれる方々って何にでも興味があることには全力で頑張っちゃうんだなあと。とことん楽しまずにいられなくて、負けず嫌いで、勘も鋭くて、面白がりで。
    遠い存在だった彼らの魅力がリアルに感じられて楽しい読書タイムだった。

    好きなことはとことん楽しむ!
    基本的なことだけど、全世界、地球全体、宇宙共通だ。

  • 日本人女性初の向井千秋さんが宇宙飛行士になるまでの話。
    向井さん可愛いすぎるし、素敵だなあ

  • 向井さんの凛々しく生きる、生き様に学ぶことが多い。まきおさんの、考え方や面白さにも感動する。
    宇宙飛行士のことも理解できて、身近になった。
    エネルギッシュに生きる人を知ることは、自分のパワーチャージになる。

  • (2014.07.03読了)(拝借)
    三年ほど前に息子から渡された本です。若田さんや山崎さんの本を読んだので、ついでに読んでしまおうと手に取りました。
    後に向井千秋となる内藤千秋さんとの出会いから、親しくなって、結婚に至ること。内藤千秋の生い立ちや、影響を与えた人、家族のこと。宇宙飛行士の家族となって、支援のためにアメリカに職を求めて渡り、向井千秋さんが一緒に宇宙で仕事をする飛行士やその家族とのつきあいのこと。いずれも楽しく読ませてもらいました。
    まだ、下巻が残っているので、楽しみです。

    【目次】
    第一章 出会い
    第二章 宇宙飛行士をめざす
    第三章 結婚
    第四章 生い立ち
    第五章 無念な決定
    第六章 搭乗が決まった!
    第七章 乗組員仲間
    第八章 乗組員の配偶者たち
    あとがき 私と『宇宙兄弟』(1)

    ●応募動機(50頁)
    内藤千秋は宇宙飛行士募集を知って、こう感じたのだ。〝わあ、すごい、宇宙から地球を見られるんだ。本当にそんなことができたら、私の世の中を見る目も大きく変わるかもしれない〟と。そんなことぐらいで、せっかくここまでやってきた心臓外科医という職業を捨てるだろうか。
    ●毛利さん(164頁)
    1992年9月12日、毛利さんが乗り込んだスペースシャトル、エンデバー号がフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられた。
    ●手作り(262頁)
    食べる前に自分でちょっとでも手を加えれば、それがアメリカでは〝手作り〟だ。オーブンでちょっと温めただけで、〝これは私が作ったの〟と堂々と言っちゃうアメリカ人女性はいくらでもいる。

    ☆関連図書(既読)
    「宇宙からの帰還」立花隆著、中央公論社、1983.01.20
    「アポロ13号 奇跡の生還」ヘンリー・クーパーJr.著・立花隆訳、新潮文庫、1998.07.01
    「月をめざした二人の科学者」的川泰宣著、中公新書、2000.12.20
    「毛利衛 ふわっと宇宙へ」毛利衛著、朝日新聞社、1992.11.15
    「宇宙実験レポートfrom U.S.A」毛利衛著、講談社、1992.11.25
    「宇宙からの贈りもの」毛利衛著、NHK人間講座、2001.01.01
    「向井千秋・メダカと飛んだ15日」知野恵子著、読売新聞社、1994.09.09
    「宇宙で過ごした137日」若田光一・朝日新聞取材班著、朝日新聞出版、2009.11.30
    「宇宙がきみを待っている」若田光一・岡田茂著、汐文社、2011.04.
    「夢をつなぐ」山崎直子著、角川書店、2010.07.30
    「宇宙の渚-上空400kmの世界-」NHK取材班、NHK出版、2012.04.20
    (2014年7月4日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    恋女房が宇宙飛行士になった!「自分の夢を叶えることに懸命になっていたら、亭主のことなんか忘れちゃったの」なんて女房に言われても、「オレはへっちゃらさ」と夫はやせ我慢。別居結婚もいとわず、厳しい飛行訓練にがんばる妻を見守り、応援しながらもちょっぴり切ない心の内をポロリ。巻末に書き下ろしエッセイ「私と『宇宙兄弟』その1」を収録。

  • 著者と向井千秋さんの人間性や二人の周りにいる人たちの人間性がしれて面白かった。夫婦の形も変わっていて、読んで飽きなかった。
    働くことに向井千秋さんに女性だから男性だからという考えがないところに共感できた。でも旦那さんである著者の男女の考えもわからなくもない。

  • ぬるぅいぬるぅい雰囲気であるけど、そのぬるさが心地かった。

  • 宇宙兄弟を描いている小山宙哉先生が影響された本ということで興味があり読んでみた。話は日本人女性初の宇宙飛行士向井千秋を夫の向井万起男目線で書かれている。宇宙飛行士になるにはどのような過程をふむのか、宇宙兄弟でも描かれているがこの本も同様に書かれている。

  • 『宇宙兄弟』にガチではまったからには、
    避けては通れないだろう、やはり。

    日本人初の女性宇宙飛行士「向井千秋」は、
    超がつくほどの有名人であるが、
    その旦那もなかなかの人物ですね。
    この二人だから夫婦として成立するんだなと思います。
    本当にすごい。
    こんな夫婦もいるのか。

    という夫婦の話だけでなく、
    宇宙飛行士という人種がどういうものかがよく分かります。
    ゲームだろうとなんだろうと常に本気の宇宙飛行士。
    いつまでも子どものような純粋さが本当に新鮮だし、
    こういう性格だから慣れるのか、としみじみ納得。

  • 宇宙兄弟のもとになった本いう事で興味を持って読んでみた。
    向井チアキさん、かっこよすぎ。
    豪快で潔くて…強い熱意をもって宇宙飛行士を目指した事がわかる。
    宇宙飛行士が天職みたいな人ですね。

    マキオさんの文章が面白くて、そしてチアキさんへの愛を感じる。
    大食いのセリカさんは、チアキさんがモデルかも!?

  • 面白い!向井千秋さん、名前はもちろん聞いたことがありましたが宇宙飛行士であるということ以外知りませんでした。向井さんの旦那さんが書いたエッセイ。とにかく向井千秋さん面白い!生い立ちも生活も。それに負けじと旦那さんも面白い!早く下巻がよみたい!!

  • 前半は、向井千秋がどんな女性なのかについて。後半は、宇宙飛行士になり、実際に宇宙へ行く訓練が始まったあとの周囲との生活についてが中心。
    向井さんが相当の変わり者だったことが伝わってきて、面白かった。著者も、そうとう変わり者のよう。
    書かれた時代のせいか、いまと男女の性格や、仕事に対する捉え方が違うのも興味深かった。

  • 二人の関係について、さらりと書いてあるのが読んでいてすごく気持ちよかった。
    日々のちょっとしたことから宇宙飛行士試験という私からすれば非現実的なことまで何気無いことのように一貫した調子で語っている。そしてその根幹にあるのが、奥さんである向井千秋さんへの大きな愛であるところがまた素敵。

    文章は軽妙で親しみやすい。途中私達には未知の仕事をもった家庭であるということを忘れてしまいそうなほど。
    しかしあちらこちらにぇえ!と思われることが混ざっているのがさすが宇宙飛行士の家庭。誰もが夢みる宇宙飛行士という夢の一部であり、最先端科学に携わる宇宙飛行士という職業の現実でもあることを事も無げに伝えてくれている。

    内容について。読む前はスーパーウーマンのヒロイン伝その裏話を予想していたが、そんな事が目的だったのを忘れるくらい、内藤千秋さんと向井万起夫さんの二人の人間性に引き込まれていった。男女逆だとしてもその面白味は消えないだろう。

    下巻も楽しみ!

  • 僕は知らないのですが、漫画で『宇宙兄弟』という作品があるそうですね。その漫画の作者、小山氏によると本書がきっかけとなってその『宇宙兄弟』は誕生したのだそうです。

    本書は、万起男氏が千秋さんと出会ってから、スペースシャトルで宇宙へ飛び立つまでの様々な出来事をエッセイという形でまとめたものです。

    本書では宇宙飛行士となるとはどれほど大変な事か、また宇宙飛行士になれた後の生活や訓練等が如何に大変なものなのかが書かれて興味深かったです。

    2週間という短い宇宙飛行のために、あれほどの準備や訓練をしていたとは・・・。驚くばかりでした。

    訓練メニューや生活、各宇宙飛行士の家族に対するNASAの対応など、かなり具体的に書かれていて、そういう意味では貴重な資料でもあります。


    ところで、本書を読んで感じたのは、千秋さんは非常に優秀な医学者というだけではなく、何事にも超ポジティブで、目標を設定した後は、それに向かってひたすら努力をするという、ある意味、成功者の典型のような方だなという事でした。

    まさに、『物事を成就させるためにはこうでなくては』という感じでした。


    さて、本書ですが、内容的には文句なく面白く、ユーモラスなのですが、どうも著者である万起男氏の文体が自分には合いませんでした。

    なんかキザというか鼻につくというか・・・。個人的趣味と言えばそれまでですが、この点だけが残念でした。

  • 宇宙兄弟を読み宇宙飛行士選抜過程に興味をもったので購入。本書自体有名であるし万起男さんの文章がおもしろいことは知っていたがなぜか今まで読んでなかった。購入時に帯を見てびっくり。宇宙兄弟が絡んでるのですね。
    千秋さんもだが万起男さんもトンでる人だと思う。とてもいい意味で。

  • 日本人初の女性飛行士、向井千秋さんの夫である万起男さんが、千秋さんとの出会い結婚、宇宙飛行士の試験、訓練、宇宙飛行までを綴った本。上巻では、飛行訓練の途中まで書かれています。千秋さんの性格や考え方とともに、ユニークなキャラクターの万起男さんの文章は軽快で面白かったです。下巻も楽しみです。(2011.6.26)

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著者プロフィール

むかい・まきお 1947年、東京都生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部准教授、病理診断部部長を務めた。
「宇宙飛行士・向井千秋の亭主」であることを潔く自認し、『君について行こう 女房は宇宙をめざした』『続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ』などのエッセイを執筆。2009年、『謎の1セント硬貨 真実は細部に宿る in USA』で第25回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『ハードボイルドに生きるのだ』『渡る世間は「数字」だらけ』『無名の女たち 私の心に響いた24人』『米国の光と影と、どうでもイイ話』など。

「2018年 『人に言いたくなるアメリカと野球の「ちょっとイイ話」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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