殴られて野球はうまくなる!? (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062817226

作品紹介・あらすじ

時代は変わった。
現在、野球の指導の現場で、暴力を正面から肯定する人はまずいない。
しかし、「暴力は反対。だが・・・」と思っている人はいまでも多い。
そしていまでも、暴力事件はあとを絶たない。
暴力はいまでも野球の身近にある。
ものすごく身近にある。

なぜ暴力はなくならないのか?
暴力なしでも、野球がうまく、チームを強くする方法はないのか?

元プロ野球選手、指導者、元高校球児など、関係者の証言から、
「野球と暴力」、日本野球界最大のタブーに迫る。


(目次)

第1章 野球界が暴力を容認する理由

「暴力のおかげで強くなった」は本当か
厳しいところで耐えると厳しい場面で力が出せる  etc.

第2章 強豪野球部の日常

能力のある新入生が真っ先に狙われる
猛練習と厳しい上下関係はセット
寮とグラウンドの細かい規則  etc.

第3章 根性をつけるための暴力的な指導

愛のある暴力は「暴力ではない」
野球の指導者に問われる人間性
限られた時間で何ができるのか   etc.

第4章 元プロ野球選手が語る「暴力」の功罪

殴られたことには感謝できない
理不尽な練習のなかにヒントがあった etc.

第5章 甲子園常連チームができるまで

朝から晩まで10時間の練習
目標は「3年に1度は甲子園に出る」
グラウンドより寮生活に気を使う

第6章 ラテンアメリカから見た日本野球

ラテンアメリカには暴力的な指導も上下関係もない
経験の少ない選手がミスをするのは当たり前
選手のために指導者がいる etc.

第7章 暴力なしで強くなる方法

意識改革はご飯の食べ方から
勝負強さは一朝一夕で身につかない
「考える野球」を経験して野球観が変わった
本当に大事な場面で力を出せる選手に etc.

感想・レビュー・書評

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  • 暴力は絶対ダメ。
    だけど、一定の条件の元で「必要」なことはあったし、効果がなくもなかった。
    暴力を使わないでも、強くできる方法はある。
    短期間での勝利か、将来に渡って野球で食っていくためか。

    暴力食らって潰れて人の話がほぼない?

    うーん、展開がこなれてないのか、結局なんだって話にしか思えない。

  • 「永遠のPL学園-六十年目のゲームセット」(2017/10読了)参照。

    「弱くても勝てる」

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著者プロフィール

1968年愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。近著に『補欠のミカタ』、『それぞれの甲子園』『野球と暴力』他多数。

「2022年 『トーキングブルースをつくった男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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