ハイジ (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社
2.93
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本棚登録 : 51
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062830683

作品紹介・あらすじ

ハイジは、アルプスの山小屋にくらすおじいさんのもとへ、あずけられることになりました。
おいしいやぎのミルク、ほしくさのベッド、もみのきのざわざわというおと……、ハイジは、山のくらしがだいすきになりました。

感想・レビュー・書評

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  • 2019/06/20

  • 字数制限のある絵本としてはよく纏まっているが、テレビシリーズを見て育った私には、かなり物足りない。

  • とても美しい絵で描かれています。

  • ハイジがアルプスの頑固者のおじいさんの家に連れられて行って、羊飼いの男の子と仲良くなったりして暮らす。
    そのうち、町に行っていたおばさんが町で知り合った人の娘クララの話し相手が欲しいとハイジを町に連れて行く。
    白いパンをおじいさんやおばあさんに取っておこうとタンスに詰めておいて怒られたりする。
    夜中の屋敷のドアが開いているという幽霊騒ぎが起きるが、その正体は都会の中で息の詰まる生活をしていたハイズが寝ながら外に出てしまうというものだった。
    クララは残念がるがハイジは元の山へ帰ることになる。
    その後、クララが山を訪ねて来る。
    ハイジがクララとばかり遊んでいるので羊飼いの少年はクララの車椅子を谷から落としてしまう。
    車椅子がないと帰れない、と嘆くクララだけれど、歩く練習をしよう、とハイジが言う。
    そうして、クララは見事歩けるようになったのだった。

    ハイジの話を読んだのは初めてかも…。

    要点要点だけだけれど、分かりやすくまとめられている。

    本の大きさも大きく、文章もそんなに多くないので絵本として楽しめる。

  • アニメで親しんだ人も多いだろう『ハイジ』。
    スイスの絵本作家さんの美しい絵で読むとまた味わい深いものがあるなぁ。
    中身は要約なので、ちょっと細かい部分は端折られているから物足りなさも少し感じてしまうけど、世界観は充分に伝わってくる。

  • (2013-07-13)

  • 2013年6月27日

    <Heidi>
      
    装丁/中嶋香織

  • 講談社の紹介によるとマーヤ・デュシコーヴァの邦訳は「『しずかなよる クリスマスのうた』(詩/ヨーゼフ・モーア 文/やまもとふみこ 女子パウロ会)、『クリスマスのぎんのすず』(文/ロルフ・クレンツァー 訳/佐々木田鶴子 ペンタン)がある」そうなのですが、ペンタンと言う出版社については不明で、女子パウロ会では読みが「マヤ・ドゥシコウワ」となっている。スロヴァキア出身のイラストレーター

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    「訳/平野卿子さんからのメッセージ
    『ハイジ』というと、まずアニメを思い浮かべる方が多いことでしょう。でも、そのずっと以前から、『ハイジ』は日本中の少女達に愛されていました。私がフランクフルトという町の名を知ったのも、この物語がきっかけです。それ以来、私にとってフランクフルトは、ハイジとクララの町でした。フランクフルトが文豪ゲーテの出身地であること、作者シュピリが誰よりもゲーテを尊敬していたことを知ったのは、ずっと後になってからです。ゲーテに、『美しき魂の告白』という作品があります。「美しき魂」の持ち主とは、自分の思ったとおりにふるまいながらも、周りの人をみな幸せにしてしまう、そんな人のことです。シュピリはハイジを通して、この「美しき魂」を描こうとしたのではないでしょうか。物語の舞台のひとつにフランクフルトを選んだのも、決して偶然ではないような気がします。

    担当者のうちあけ話
    打ち合わせのために、翻訳家・平野卿子さんのお宅にうかがったときのことです。ドイツに留学されていたご経験もある平野さんは、ドイツの風習やドイツ人の気質など、楽しく興味深いお話をたくさんしてくださいました。その日、お茶菓子に出してくださったのは、「アプフェルシュトウルーデル」。しっかりした生地にりんごがぎっしりつまっている、アップルパイです。そしてお土産にくださったのは、ドイツパン3種。薄切りにして頬張ると、口のなかで麦の味わいとほのかな酸味がちょうどよく広がります。
    ふと、ハイジはどんな気持ちで、おばあさんのために、白パンをかくしておいたのだろうと思いがよぎりました。山で初めて飲んだやぎのミルクは、どんなに格別な味だったのかとも想像します。
    アニメで「ハイジ」の世界を楽しんだことがある方も多いことでしょう。この絵本で、ハイジの気持ちになって、もう一度、「ハイジ」に出会っていただければと願っています。(り)」

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著者プロフィール

1827年、スイス・チューリヒ近郊の村で医師の娘として生まれ、地元で語学と音楽を学ぶ。弁護士ベルンハルト・シュピリと結婚後、40代になってから小説の執筆を始める。病弱だった一人息子の転地療養に付き添い、マイエンフェルト近郊のラガーツ温泉に滞在した際『ハイジ』の着想を得て、52歳のとき第1部を発表。これが大ヒットとなり、翌年に第2部を発表。ともに世界的な成功を収める。生涯で約50編の作品を残し、1901年、74歳で死去。

「2021年 『アルプスの少女ハイジ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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