行ってきまぁす! (文学の扉)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 38
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062832267

作品紹介・あらすじ

第51回講談社児童文学新人賞受賞作家最新作。小4の歩美は子どもだけで参加する交通スタンプラリーでさまざまな冒険をし、成長する

感想・レビュー・書評

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  • 4.5年。4年生の歩美は子供だけで公共機関を使いながらクリアするスタンプラリーに憧れを抱く。地元の歴史や街の作りなど、発見や感動に出会いながら、メンバーにやきもき。失敗も成功も含めて、成長と安全を見守る親の存在を知る。


  • (講談社児童文学新人賞受賞作。
    升井純子先生ご本人より頂戴しました。)

    チャレンジ精神があるおはなし。

    いろんなとこをまわってたら、緊急事態が起こるんだけど、将棋の香車でなんとかなったよ。

    札幌が舞台だよ。
    ボクと同じ四年生のオンナのコが主人公。

    10歳の息子が書きましたΣ(。>艸<。)

  • 自分たちで計画して行動するスタンプラリーのノルミル。
    それを通して成長していく姿にわくわくしました。

  • 北海道が舞台。本当にあるのかな?
    小学4年生になった長谷部歩美はノルミルに参加できる事を楽しみにしていた。
    ノルミル。バスや地下鉄に乗って、北都市の有名な時計塔や公園や博物館などをまわるスタンプラリーだ。親の付添いナシで、子どもだけで(三人以上で参加)市内をまわる。隣のお兄ちゃんがやっていたのが楽しそうだったから、ノルミルをするのは歩美の夢だったのだ。
    クラスの女の子たちにも声をかけたが、3人の仲間はなかなか集まらない。幼馴染の陽太が行くと言ってくれた。もう一人は、あまり喋ったことのない佐伯田くん。将棋が得意でいつも本を読んでいるマイペースな男の子。
    さて、子どもだけではじめての、電車や施設に行く。
    失敗しながら、ケンカしながら、仲間を変えながら…さて、どうなる!?

  •  4年生になったら子どもだけで電車やバスにのって、いろんなところを回るスタンプラリー「ノルミル」に参加できる!この日を心待ちにしていた歩美は張りきって仲間を探したけど、一緒に行くと手をあげてくれたのは幼なじみの陽太と自信過剰に思えてちょっと苦手な佐伯田くん。不安と期待でいっぱいの初「ノルミル」。やっと切符を買って電車に飛び乗り振り向いたら陽太がいない・・・。次から次へと起こるアクシデントを乗り越え、無事に憧れのスタンプラリーを終えることができるでしょうか。

  • きのう読み始めて先ほど読了。升井さんは二冊目。
    うーん。以前読んだ「空打ちブルース」が印象的だったので期待したせいか、なんだかな、と思ったまま読了。一人称の割に、説明的・教訓的以上にはそれを活かせていないような。アクシデントを詰め込みすぎてがちゃがちゃした印象も、少し。
    年齢層が向かなかったのかな、と思わなくもないのだけど、「シャインロード」はどんなかしら。

  • 5年生のテスト問題に使われていた。長男が「物をなくしちゃって焦っている女の子にたたみかけるお母さんの場面で女の子の気持ちがよくわかる」と話すので借りた。確かに追いつめる言い方してるな

  • 歩美の住む北都市には、4年生になったら参加できる「ノルミル」という、
    子供だけで地下鉄とバスに乗り、いろいろな施設を見学し、スタンプを押して
    回るというイベントがある。
    歩美は、4年生になるのを、とても楽しみにしていた。

    このスタンプラリーに参加するには、3人以上のグループでないといけないので、
    歩美はクラスでメンバーを募ったが、乗り物好きの陽太以外、なかなか
    決まらなかった。
    みんな、塾や習い事で忙しいのだ。

    そんな中、将棋が得意な佐伯田君が、行ってやってもいいと言ってきた。
    自信過剰で、歩美の苦手なタイプなのだが、他に誰もいなかったので、
    しぶしぶメンバーに入れた。

    ラリーの初日、いきなりトラブルが発生した。
    地下鉄で、陽太とはぐれてしまったのだ。

  • 四年生になった日、歩美は陽太を「ノルミルラリー」にさそった。二人の住む北都市のいろんなポイントをバスや地下鉄でめぐり、スタンプを押してもらうのだ。3人で参加しなきゃならないんだけど、もう一人がみつからない。すると、歩美の苦手な佐伯田くんが「参加してやろうか」と言ってきて…。子どもだけのお出かけには、トラブルがいっぱい。はぐれたり、けんかしたりしながらみんな少しずつ大きくなったみたいだね。

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著者プロフィール

作家。1957年、北海道札幌市に生まれ。北海道教育大学卒業。小学校教諭をつとめた後、童話・児童文学を書きはじめる。『爪の中の魚』(文渓堂)で第1回ぶんけい創作児童文学賞佳作、『空打ちブルース』(講談社)で第51回講談社児童文学新人賞受賞。そのほかの主な作品に、『シャインロード』『行ってきまぁす!』『とびばこバーン』『空をけっとばせ』(以上講談社)、『ドーナツの歩道橋』(ポプラ社)など。日本児童文学者協会会員。北海道子どもの本連絡会会員。「季節風」「まほうのえんぴつ」同人。

「2021年 『Fができない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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