- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062832465
作品紹介・あらすじ
花の木小学校6年2組、鬼沢ひとみ。ニックネームはヒットン。秋の運動会を楽しみにしていたのに、足首をねんざしちゃって全治2か月。6年連続リレーの選手の夢は、あえなく散ってしまいました。
そんなヒットン、リレーのメンバーに選ばれて「トラックを走る」ことはできなくなったけれど、新聞委員会のメンバーとして、「花の木小新聞」の記事を書くために「取材に走る」ことに。
運動会は、赤・青・緑の3色にわかれて優勝を競います。ヒットンは、ひょうきん者のダッチュ、勉強ができるけど協調性のないおデブのエガワたちといっしょの緑組です。
新聞委員会のヒットンたちは、練習のようすやリレー選手の意気込みを取材し、校長先生や地域の人たちにインタビューをして、「花の木小新聞運動会直前号」をつくりました。するとこれが大好評で、「運動会結果発表号」もがんばろう! と気持ちが高まるのでした。
そしてむかえた運動会の当日。「えがおいっぱい」――校舎の窓ガラスに、スローガンが大きく貼りだされるなか、花の木小の運動会が始まります。子どもたちの家族や近所の人たちも大勢応援にやってきて、校庭はまさに「えがおいっぱい」の花の木小です。
午前中の種目は無事終了。午後は注目の「組み体操」と「高学年色別対抗リレー」が待ってるね、なんて話しながら家族でお弁当を食べているとき、事件発生です!
「ねえ、見て見て! 『えがおいっぱい』のスローガン、いつの間にか、すごいことばに変わってるよ……」
感想・レビュー・書評
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足が速く運動会のリレーで期待されていたヒットン。しかし運動会直前に足を骨折してしまう。「走れない私は何の取り柄もない」とおちこむヒットン。そんな中、担任の先生から「走るだけが運動会じゃないよ」と言われ、何かできることはないか、とできる事を探します。僕も「今、自分ができることは何か」日々考えながら行動して生きていきたい。
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