パスワード ドードー鳥の罠-パソコン通信探偵団事件ノート(23)「中学生編」- (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062851695

作品紹介・あらすじ

楽しい物語と推理パズルがいっしょに楽しめる「パソコン通信探偵団事件ノート」最新作。オーストラリアから帰ってきたまどかが、風浜でひらいた電子探偵団のオフ会に「ドードー鳥協会」を名乗る謎の2人組が現れる。彼らのねらいは?いっぽう葉村にいたみずきも、謎の「ドードー鳥の数え歌」を聴いて…。2つの出来事はつながるのか!?小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • 原点回帰。ブレた対象年齢を、最初の頃に戻したような印象を受けた。
    シナリオ主導から、再びパズルやクイズを増やす方向へ。

    まどかの帰国からはじまり、話はみずき側と、それ以外の探偵団側とで同時進行して、途中でつながる。
    ネロさん不在のまま喫茶店の再開は持ち越し、そしてみずきは陸上部を…。

    まどか帰国は話を作るのが少し難しかったのかな。
    妄想暴走推理が、話をややこしくさせてるだけ、の突っ込みに笑った。

  • 前作、悪の華よりは抵抗無く読めた。
    パスワードシリーズの空気感を取り戻し始めたのかな?笑
    話も急展開という感じではなく、読み進めていく内に真相に近づいていったからってのもあるかも。

    みずきが陸上部を辞める原因となった裏サイト。出版された時期ぐらいに確かに流行ってたかも。。何も悪い事してないのに、逃げるように辞める決断しちゃったのはちょっとガッカリ。無理して続ける事はないんだけど、後ろめたいことがないなら堂々としてた方が良いと思う。これからの話で、スカッとする小話があるといいんだけど。
    17/4/7

  • 久しぶりのパズルワールド

  • APK48公式キャラクター【まゆ】がオススメする本ダヨッ!

  • このテンポについていけると楽しめる。

    電子探偵団のみんなも東海さんや二本松さんたちもパズル閃きすぎ。
    どんだけ鍛えられた人たちなんだ…。
    と毎回思わずにはいられない。

    悪い人かと思いきやちゃんと理由があって…。
    まあ児童書向け。
    最後伏線がぴったりまとまって楽しめた。

    みずきが陸上部を辞めて古武道に入るのは意外。
    確かに陸上部に固執することもないけれど、何だか負けたみたいで嫌…。
    いつかぎゃふんと見返してほしい。

    まどかも日本に戻ってきたし、今度はレイさんの番だ。
    はやく電子探偵団が揃ってほしい。

  • メルボルンから帰ってきたまどかが、「風浜復帰記念オフ会」を開催。
    そこに「ドードー鳥協会」を名乗るナゾの2人組が現れ…。
    電子探偵団員5人が、パズル脳を武器に「ドードー鳥の数え歌」に隠された謎を解く!

  •  「パスワード」シリーズ、久しぶりに読みました。やっぱり、いいですね。慣れ親しんだ登場人物たちは、まるで旧友に再会したような安心感があります。暴走推理でお馴染みのまどかがメルボルンから帰ってきて、ますます賑やかです。

     さて、今回はドードー鳥にかこつけて、ブルー・モーリシャスと呼ばれる青い切手を捜すドードー鳥協会こと三島紅江と平林繭男が登場。掲示板で謂われのない誹謗中傷を受けたみずきが大活躍する。

     それにしても、不思議の国のアリスやら、ドードー鳥やら、ブルー・モーリシャスやら、面白いアイテムがいくつも登場してくるもんですね。そういうことに詳しい人が読むと、もっとニヤリとするような仕掛けがあるのかも知れませんが、そういうことに疎い私が読んでも、十分に楽しむことができました。

     中学生になったせいもあるのか、p.263のみずきのイラストは、ずいぶん雰囲気が変わった感じがします。そして、ラストシーンでみずきが○○を決意するのは、ちょっと意外な気がしました。早く続きを読まなければ。

  • パスワードシリーズの最新刊、ですが、シリーズ全部読んでいます。

    最近は緻密なストーリー構成よりもパズルや暗号、クイズなどが目玉になってきているように思います。

    今回は、次号の展開に向けた充電期間、という感じの物語になっていますね。

    でも、パズルいっぱいのミステリになっているので、ついトリックや仕掛けを自分で解き明かしてやろうと挑戦したくなる構成になっているので、
    下手なミステリを読むよりはよっぽど面白いです。

  • 若干読みにくい気がしたがストーリー自体は面白かった

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著者プロフィール

神奈川県に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、フリーライターに。1995年より講談社青い鳥文庫で「パスワード」シリーズをスタート。現在までに37巻を数える人気シリーズとなる。ほかの作品に『竜太と青い薔薇』『竜太と灰の女王』『オレンジ・シティに風ななつ』「レイの青春事件簿」シリーズ(いずれも講談社)、「鉄研ミステリー事件簿」シリーズ(KADOKAWA)などがある。


「2023年 『おはなしサイエンス 恐竜 恐竜の町で見つけたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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