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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062866446
作品紹介・あらすじ
T医大の医師・雨宮博史は留学から帰国し、同期の須崎一郎と再び一緒に働くことになった。二人は予備校時代からの親友だったが、岡井由紀乃という女性をめぐって争った過去があった。実は雨宮が愛していたのは須崎で、自分の想いを伝えられないまま由紀乃と交際し、別れてしまったのだ。そんなある日、由紀乃にそっくりの青年・篠塚良介が病院を訪ねてきた。そして、由紀乃が殺されたことを告げる…。
感想・レビュー・書評
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3Pあり、リバあり、と聞き身構えて読んだものの
恋模様は薄味で、全体には医療サスペンスのようでした。
主人公の一人雨宮の心情が詳しく書かれていて
自分のセクシャリティを隠して付き合っていた由紀乃への後悔や懺悔、
ずっと想いつづけている須崎への想いには切なさもあり
良かったのですが、
由紀乃の弟との3人の関係があまりに安易で腑に落ちず。
そして学生時代からの秘めた雨宮の想いが思いがけず実った後の
イチャイチャがほのめかす程度の表現・・・残念。
BLとしては物足りなさが残るものの、
事件性については無理やり平和的解決で終わらせないところに
リアリティを感じたので読後の印象は悪くなかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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