- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062867658
感想・レビュー・書評
-
全裸男がナゾだったけど、読めば納得。幽霊を相手にする話なのに全く霊感の無い主人公、という設定が面白い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コミック読んだら面白かったので原作も。表紙とタイトルとでBLだと思ってたら違いました。そっち系の人もいたけど(笑) これ、泣いてしまったわ。「共依存」って聞いたことあるけど、ほんとあかんです。幸い私はそれに陥ることなく今まで生きてきたけど、幼少時の境遇(が主だと思う)次第ではそういう考えに落ちてしまうのかもしれませんね。というか、パートナーにDV受けてもまた戻ってしまうってのは多々いらっしゃるんでしょうね。香月さん本は食べ物描写がなんともいえず。私も慶二さんとお知り合いになりたいです(笑)
-
遊撃捜査班はオカルト班でそんな中霊感0の新人が配属されるドタバタ話、ちょい切なめ。
キャラクターの個性が非常に強いのでメンバーの把握がしやすい。
のとわかりやすく読みやすい文章だった。 -
さすがって感じですかね。ちょっと普段通りの話…妖怪アパートとかと同じように見るとビックリするかも。
-
妖怪アパートシリーズから香月さんのお話が好きで、ホワイトハートからも本を出されていることを知り、読んでみました。
児童書よりすこし大人向けの話かなぁ…という感じですが、香月さん節が炸裂していて楽しかったです。
続きがあると楽しみにしていたのに、ご本人がお亡くなりになってしまったため話の続きを読めないのが非常に残念です。 -
漫画化されたものを先に読んで面白かったから
小説版(原作)を読んでみようと思って。
漫画の良さは、視覚的に表情や状況が分かりやすいので読みやすいのですが
小説の良さは、感覚的に場面の状況を想像(若しくは創造)出来る事かなと思います。
漫画を先に読んだので、小説との小さな違いに気付かされることも面白みの一つでした。
視覚的なものとは違う感情が文字の中に見えてきたり。
見て一瞬で分かる場面が文字になるとより明確になってみたり。
「見える者」と「見えない者」がそれぞれの役割をこなしながら事件解決へと奔走する警察内の特殊な部署。
警官として2年目、所轄の生活安全課所属の青年石田智宏(通称トモくん)が、ひょんなことからその警視庁の超常現象対策部署・通称遊撃捜査班に異動になるわけですが、実はトモくん自身も、所謂『普通に見えない人』ではなかった。
人には誰でも霊感が備わっていて、それが強いと霊的なものから影響を受けやすくなるわけで、普段全くそういうものに縁がなくとも、波長が合ったりすると影響を喰らってしまうことも。
トモくんにはその霊感が『全く0』の人で、これまでそういうものに遭遇することもなければ存在すら皆無の人生を送ってきたはずなのに、ある日、自分の部屋で全裸の幽霊に遭遇。
彼は実在する神瀬京介という遊撃捜査班の一員で、何かの縁に導かれたのであろう二人は出逢います。
『見える者』と『見えない者』。
それは霊感の強い人と、そうでもない人という括りではなく、霊的な影響を色濃く受ける者と、それを全く受けない者という形で、互いの『知らない世界』を支えていくようになります。
単なる『普通』ではない、 『見える』と『見えない』の両極端にいる者同士、同じ今を生きていても、他の『普通』の人間達とは見える世界が違う。
そこには確かに共通する人としての心も想いもあるけれど、知りたくないのに知ってしまうこと、知りたくとも知りえないことの歯がゆさと苦しみがあるんだと、明るく茶化した雰囲気で流れていくストーリーの中でしっかりと語られていると思います。
それは、ごくごく普通の人々、この社会で生きている人、一人一人に言えることでもありますが、相手の気持ちや心内が分からないのは当然だとしても、分かり合おうとする歩み寄りと繋がりが、『知らない世界』の影響から身を守る力となるんだと教えてくれているように感じました。 -
作者さんが羽をの~びのび伸ばしながら書いてる様子が目に浮かぶようです(笑)。話自体はとりあえず登場人物が出揃っただけという状況のようなので今後に期待。