全裸男と柴犬男 警視庁生活安全部遊撃捜査班 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062867658

感想・レビュー・書評

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  • 全裸男がナゾだったけど、読めば納得。幽霊を相手にする話なのに全く霊感の無い主人公、という設定が面白い。

  • コミック読んだら面白かったので原作も。表紙とタイトルとでBLだと思ってたら違いました。そっち系の人もいたけど(笑) これ、泣いてしまったわ。「共依存」って聞いたことあるけど、ほんとあかんです。幸い私はそれに陥ることなく今まで生きてきたけど、幼少時の境遇(が主だと思う)次第ではそういう考えに落ちてしまうのかもしれませんね。というか、パートナーにDV受けてもまた戻ってしまうってのは多々いらっしゃるんでしょうね。香月さん本は食べ物描写がなんともいえず。私も慶二さんとお知り合いになりたいです(笑)

  • 遊撃捜査班はオカルト班でそんな中霊感0の新人が配属されるドタバタ話、ちょい切なめ。

    キャラクターの個性が非常に強いのでメンバーの把握がしやすい。
    のとわかりやすく読みやすい文章だった。

  • さすがって感じですかね。ちょっと普段通りの話…妖怪アパートとかと同じように見るとビックリするかも。

  • 妖怪アパートシリーズから香月さんのお話が好きで、ホワイトハートからも本を出されていることを知り、読んでみました。
    児童書よりすこし大人向けの話かなぁ…という感じですが、香月さん節が炸裂していて楽しかったです。
    続きがあると楽しみにしていたのに、ご本人がお亡くなりになってしまったため話の続きを読めないのが非常に残念です。

  • 妹より。
    さらっと読了。再読だった。
    スゴい出会い方もあったもんだ。
    所々に知ってる名前があってちょっぴり嬉しい。

  • 漫画化されたものを先に読んで面白かったから
    小説版(原作)を読んでみようと思って。

    漫画の良さは、視覚的に表情や状況が分かりやすいので読みやすいのですが
    小説の良さは、感覚的に場面の状況を想像(若しくは創造)出来る事かなと思います。
    漫画を先に読んだので、小説との小さな違いに気付かされることも面白みの一つでした。
    視覚的なものとは違う感情が文字の中に見えてきたり。
    見て一瞬で分かる場面が文字になるとより明確になってみたり。

    「見える者」と「見えない者」がそれぞれの役割をこなしながら事件解決へと奔走する警察内の特殊な部署。
    警官として2年目、所轄の生活安全課所属の青年石田智宏(通称トモくん)が、ひょんなことからその警視庁の超常現象対策部署・通称遊撃捜査班に異動になるわけですが、実はトモくん自身も、所謂『普通に見えない人』ではなかった。
    人には誰でも霊感が備わっていて、それが強いと霊的なものから影響を受けやすくなるわけで、普段全くそういうものに縁がなくとも、波長が合ったりすると影響を喰らってしまうことも。
    トモくんにはその霊感が『全く0』の人で、これまでそういうものに遭遇することもなければ存在すら皆無の人生を送ってきたはずなのに、ある日、自分の部屋で全裸の幽霊に遭遇。
    彼は実在する神瀬京介という遊撃捜査班の一員で、何かの縁に導かれたのであろう二人は出逢います。
    『見える者』と『見えない者』。
    それは霊感の強い人と、そうでもない人という括りではなく、霊的な影響を色濃く受ける者と、それを全く受けない者という形で、互いの『知らない世界』を支えていくようになります。
    単なる『普通』ではない、 『見える』と『見えない』の両極端にいる者同士、同じ今を生きていても、他の『普通』の人間達とは見える世界が違う。
    そこには確かに共通する人としての心も想いもあるけれど、知りたくないのに知ってしまうこと、知りたくとも知りえないことの歯がゆさと苦しみがあるんだと、明るく茶化した雰囲気で流れていくストーリーの中でしっかりと語られていると思います。
    それは、ごくごく普通の人々、この社会で生きている人、一人一人に言えることでもありますが、相手の気持ちや心内が分からないのは当然だとしても、分かり合おうとする歩み寄りと繋がりが、『知らない世界』の影響から身を守る力となるんだと教えてくれているように感じました。

  • (感想)

    コミカライズされた方から読んだのですが面白い!!
    この世のものではない超常現象の絡んだ刑事もの。
    コミカライズでは、いい場面で続きになってた部分が
    原作の方では既に解決されてて、当たり前だけどお得な感じ(^^;)


    主役のキャラ(柴犬の方)は全くそういうモノが見えない体質で
    逆にそこがいい(ありがたい)んだと、
    本庁の遊撃捜査班へと移動になります。
    その部署にいる人がこれまたクセのあるキャラ達で面白い。
    全裸で幽体離脱して自分の部屋に来る者から
    おねぇ言葉のエリート様やら他…で飽きません。

    でも一番気になったのが慶二さん。
    刑事ではないみたいですが、凄いダンディで、でも謎な男。
    他の方のレビューによれば別作品(BLではない)のキャラらしいのですが
    もう片方の主役(全裸男)というか、彼と何やらな雰囲気で超気になる!!


    そして扱う事件は勿論そちら系の絡むお仕事なんですが
    胸のお痛いお話も含まれてました。

    面白いだけかと思えば謎も多く、これは早く続編希望です。

  • 作者さんが羽をの~びのび伸ばしながら書いてる様子が目に浮かぶようです(笑)。話自体はとりあえず登場人物が出揃っただけという状況のようなので今後に期待。

  • 読み終わりました(〃^^〃)
    面白かったです!!

    『妖怪アパートの幽雅な日常』
    『僕とおじいちゃんと魔法の塔③』に関連してます!この本は(〃▽〃)

    この二つの本と照らし合わせてみると
    結構面白いかもです!

    二冊の本を読んだあとに『全裸男と柴犬男』を読んでみると
    さらに面白くなるかもww

    私はもう読みました(#^^#)『魔法の塔』は今出ている巻まで!

    (実はさっき『魔法の塔』を照らし合わせてみました笑)


    あの登場人物がこんなことを…!?こんなことに!?と
    色んな発見があって面白かったです♡♡


    それに…
    遊撃捜査班のメンバーがあまりにも個性的多すぎて(笑)
    面白い(≧ω≦。)プププ

    どんどん引き込まれていきました!
    続きもあるみたいだから、2巻も楽しみです♪

    あの穴ぐら…行ってみたいなぁ(〃゚σ¬゚)ジュルリン..


    この文庫本…ホワイトハート 講談社X文庫というのですね!
    初の本です!!かわいい名前です♡

    ホワイトというところがカワイイ////
    表紙も工夫してあって素敵!


    この二人!面白くてイイコンビなんですよ♪

    例えば智宏が考えていることが
    京介にも(多分…笑)伝わっていて、
    その答えを返しちゃうシーンがあるのですが、

    もしかして京介って人の心が読めちゃうとか!?
    そんな想像してしまいますww


    もしそうだったら、どうなる??笑


    遊撃捜査班の部屋の場所の表現…
    まるで相棒のドラマみたいだなと思いました!!



    それにしても…ピースマーク!
    一瞬どんなキャラクターか調べてみたけど、
    全部が全部「二コちゃんマーク」で…

    ピースマークって。。
    ニコちゃんマークで合ってるのかな??笑

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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