スイート スイート ウェディング (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 13
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062868211

作品紹介・あらすじ

生まれた時から、かつて敵国だった隣国へと嫁ぐことが決められていたエレアーヌ姫は、両親である王と王妃に愛情たっぷりに育てられ、敵国のことも婚約者も心から愛するようにと育った。一方、相手国のユリウスは、嫁いでくる姫は敵国のスパイであり、決して心許してはならぬと教えられてきた。誕生日ごとに交換される肖像画に想いをはせながら 王子に恋い焦がれて育った姫と 、姫に惹かれつつも、絶対に好きになってはいけないと自らを戒める王子。 時が満ち、エレアーヌが嫁ぐ日がやってきた。初めて会ったユリウスは凛々しく、エレアーヌはすぐに心奪われる。しかし、ユリウスは彼女に冷たい視線を向ける。臣下たちにも冷たくあしらわれ、不安を感じながらも持ち前の明るさで結婚生活をがんばろうと健気に思うエレアーヌ。ユリウスのほうも、彼女の純真無垢な様子に戸惑い、複雑な気持ちのままかわいらしい姫を抱いてしまう。だが王宮内で不審な事件が続き、エレアーヌのスパイ容疑がかけられ……!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが「スイート スイート ウェディング」となっていますが、どこが「スイート」?っていうくらい、甘くなる箇所がないです。甘くなったかな?って思ったら、もう終わりでしたし。
    あらすじともちょっと違うかなぁって感じで、甘々ものを期待してたら、驚くかもです。

    長年仲違いしていた二国間で、祖父の時代に交わされた条約により、生まれたときから結婚相手として決められていたエレアーヌとユリウス。

    エレアーヌの成人の儀を終えるか終えないかのうちに、ユリウスによってエレアーヌは嫁いだのですけど、あんなに急かした割に、花婿のユリウスは冷淡で初夜もすっぽかし。
    何にも知らないエレアーヌが歩み寄ろうとしているのも、冷たい言葉でつっぱねるばかり。
    政略結婚ではあるけど、あんなに急かされたら、乞われたものだと思うし、後半までエレアーヌがかわいそうになりました。

    ユリウスはエレアーヌの肖像画を大事にしてましたし、本当はエレアーヌを好きなのに、ユリウスの母が呪いのように繰り返した言葉を口癖にエレアーヌに惹かれているのを否定していきますから、ほんとどこまで頭が固いの?ってイライラしました。

    まあ、最後にはエレアーヌに惹かれているのを認めて、そこからは甘くはなるんですけど、それまでがひどいし、甘々部分は小量なので、そこからが読みたいのにーってなりました。
    ちょっともやもやするけど、これはたぶんタイトルとあらすじがあっていたら、もうちょっと印象は違ってきたかなぁって思いました。

    イラストですが、エレアーヌはいいんですけど、ユリウスがちょっとイメージと違ったかなぁ。

  • BLかと思って予約したので本取りに行ってびっくり。甘々乙女系ノベルだった。(ホワイトハートって結構BLあるからタイトルで勘違い)最近の乙女系ノベルも結構過激なのね。BLと同じくらい。

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著者プロフィール

北海道在住。趣味は読書と音楽鑑賞とキャンプ。
2011年、「7日間彼氏」にてデビューに至る。

「2019年 『オオカミ陛下のお妃候補』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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