薔薇十字叢書 石榴は見た 古書肆京極堂内聞 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 159
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062868839

作品紹介・あらすじ

吾輩は猫である。名は、石榴。我が飼い主は――古本屋兼拝み屋・中禅寺秋彦。京極堂夫妻の飼い猫・石榴が人間たちの“不思議なことなど何も無い”毎日を見届ける。
京極堂と妹の敦子が大喧嘩!? 石榴を連れて兄宅を飛び出した敦子は、そのまま山手線に乗り込んだが、そこで出会ったのは……(第一話:猫盗人)
浅草で榎木津礼二郎の死体が発見された。大喜びした張本人であり探偵の榎木津は、首輪を付けた石榴を連れて現場に向かう。(第二話:連れ添い猫)
ある朝京極堂が目覚めると、妻の千鶴子が姿を消していた。古本屋に残された一人と一匹の長い一日が始まる。(第三話:猫と良薬)
京都弁の家猫・石榴が語る徒然ミステリ、百鬼夜行公式トリビュート・薔薇十字叢書シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • そこまで『キャラが別人過ぎて読むのが辛い!』とかはなくて読みやすいし、面白かったと思う。
    軽めの日常の、事件?というか騒動という感じ。

    個人的には二話が好き。百器に雰囲気が少し近い気がする。益田、青木なども出ます。

    ただ全体的に恋愛要素が原作より強めに出てて、原作では直接絡むシーンが少ない中禅寺夫婦と関口夫婦に結構焦点があたってるのでそういうのが読みたい人にはいいと思いますが、逆に苦手と感じる人には…どうだろう…

    石榴は賢いしかわいかった。
    化けはしなくてもあそこまで色んな事を理解出来てたらもう十分化け猫に近いと思う。

  • 京極堂のいつもの面々の意外な一面が描かれていて、これはこれで面白かったです!

  • 百鬼夜行シリーズのシェアードワールド「薔薇十字叢書」の
    二冊目。今回は京極堂の飼い猫「柘榴」が主人公で、彼の
    語りによってお話が進む。

    この本も物語としての出来は決して悪くないと思う。細かい
    ツッコミどころは少なくはないが合格点をあげてもいいと
    思う。ただねぇ。やはり妖怪成分が足りないのだな。他の
    何でもない柘榴が語っているのに化猫・猫又について言及が
    ないのはどういうことかと小一時間(以下略)。

  • 面白くて可愛かった。ぜひ第二弾を!

  • 榎さんと敦ちゃんと石榴のお出かけは面白かった。関口夫妻はともかく、中禅寺夫妻が甘々なのはちょっと違うかな…。

  • 石榴大活躍の一冊でした(ฅ'ω'ฅ)

  • いかに中禅寺秋彦と榎木津礼二郎という人間及び神が常人には描き難いものかをよく証明してました。ぜ、善戦はしていると思います。個人的にイラストはあり!

  • 吾輩は猫である。名は石榴。飼い主は中禅寺秋彦・通称京極堂。“不思議なことなど何も無い”毎日を過ごす猫と人間の徒然ミステリ。

  • 石榴かわいい。

  • 京極堂に飼われている猫の石榴視点で集まる人々の日常とちょっとした事件を一緒に見ていく話。普段原作では絶対に見れないような京極堂や関くんや探偵の一面もあり、挿絵もあるので読みやすいです。関くんはそういうときだけどもったりしないんだなぁと。なかなか楽しめました。

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著者プロフィール

東京都在住。小説家、ライター。『小説おそ松さん 前松』(集英社JUMPjBOOKS)のノベライズをはじめ、「百鬼夜行」シェアード・ワールド小説である『薔薇十字叢書 石榴は見た 古書肆京極堂内聞』(Founder:京極夏彦・講談社X文庫ホワイトハート)などを手掛ける。

「2019年 『小説版 パラレルスクールDAYS』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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