地方議員の逆襲 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062883610

作品紹介・あらすじ

地方議会、地方議員が大きく変わり、この国を引っ張る存在になれば、日本は地方から見事に生まれ変わることができるはずだ。では、地方議員は地方議会はどうすれば変わることができるのか? 
著者は、東京都庁勤務経験などをもとに最近では「大阪都構想」で地方行政に一石を投じた橋下徹前大阪市長のブレーンとしても活躍。地方活性化、地方改革の理論的支柱として新たな国のかたちを提言し続けてきた。
政務活動費の不正使用疑惑にまみれたあの「号泣会見議員」が象徴的だが、自治体住民からあまりに乖離した地方議会、地方議員を住民の手に取り戻すことはまだできる。選挙制度、議会運営をどう改革するか? 地方議員の最大の仕事である政策立案の方法論とは? 誤解されてばかりいた「大阪都構想」の本当の利点とは? 
全地方自治体職員、全地方議員必読の新しい「教科書」をお届けする。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて地方自治に関する本を読んだ。概観を把握するのにいい本だと思った。
    普段接する公共サービスのうち3分の2以上は地方自治体が提供しているにもかかわらず、地方議会の存在感が薄いというのはかなりセンセーショナルで問題意識を感じた。
    中立的な立場というよりは、地方分権、道州制の導入、大阪都構想への賛成などについてメリットを強調する形なので、反対派の意見もまとめた本を読みたいと思う。

  • 今までの佐々木信夫節を期待すると肩透かしをくうので要注意。

  • 2016年4月新着

  • 地方議員の問題点について書かれてある。
    対策についての意見の中で興味を持ったのが、
    地方議会に法制局を置いて、その非常勤の専門委員として法科大学院の出身者を雇ってみたらどうかとのこと。いいかもしれない。
    あとこの著者は大阪都構想に賛成のようだ。この本を読む限りでは都構想はいい面ばかりで賛成したくなる。
    できれば反対派との討論本を読んでみたい。

  • 地方自治を専門とする著者の新刊。
    地方創生政策の影響か、地域振興や自治体について書いた本は増えているが、地方議員を中心に書かれた本はなかなかお目にかかれないので貴重。

    ただ、著者自身の考えとして道州制を強く推しているので、その情熱にかえって面食らう読者もいるかもしれない。

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著者プロフィール

中央大学教授 法学博士

「2013年 『大都市行政とガバナンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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