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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062900577
作品紹介・あらすじ
十四歳の夏休みに、養家の盛岡を訪れ、そこで知った親戚の少女に淡い恋心を抱いた思い出を語る表題作。家を出て、大阪での芸者との恋愛・結婚の経緯を清新に描いた「妻を買う経験」等、自伝とフィクションを綯い交ぜに、流暢な文体と精妙な会話で、人の心の機微を巧みに描いた名作五篇を収録。明治、大正、昭和の文芸界を悠々と生き抜いた「馬鹿正直」で「一徹」で「涙脆い」、白樺派最後の文士・里見〓の真骨頂。
感想・レビュー・書評
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古い小説なのに、古さを感じない。
会話のテンポがよく、文書が美しい。
「人間って、こういうとこあるよね」という
洞察が随所にあり、かなり納得させられる。
妻を買う経験、大火、など
大昔の花柳界の様子が
興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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