希望 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062901659

作品紹介・あらすじ

八月九日、長崎で被爆した人たちの苦悩が始まった。生と死の狭間を体験し、未来への絶望との闘いの日々に、彼らは、時の流れで癒されていったのであろうか。自らの足跡を確かめ、振りかえり見つめ続けた著者が、いつかその運命を希望へと繋げていく…。三月十一日を経験した、すべての日本の人々に捧げる林京子の願いと祈りを込めた短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • また食い入るように読んでしまった。
    絶望の先にあるのが希望だとしたら…この人ほど、それを実感して、それを言葉にしている人はいないと思う。上海の日々の幸せと生き続ける幸福を感じる人…。地下にあるサツマイモ…これからお芋を食べる度に思い出して食べることにしよう。命は生き続けるし、命は生み出され続ける。イマは進行し未来へと続く。過去もイマとなって、未来に続く。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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