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- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062920490
作品紹介・あらすじ
謡曲研究の第一人者が、校訂作業の折にふれて記した研究余滴。それがはからずも珠玉の文章となり、すぐれた案内となった。本書は、『謡曲雑記』としてまとめられたその各稿に、後進による解説を付し、入門書として編み直したものである。「安宅」「蟻通」「邯鄲」「自然居士」「俊寛」「天鼓」「百万」「三輪」など、代表的な曲のより深い解釈と鑑賞にいざなう。
感想・レビュー・書評
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解説:大谷節子
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廉価で手に入る謡曲のあらすじと解説です。能楽を観賞する際の良き手引書になりました。それにしても、能楽はやはりシェイクスピアに構造が似ているのだと連想しました。
同じ古典である以上は構造が似るのは当然ですが、世阿弥とシェイクスピアは重なるものが多く見受けられ、様式の美を共通して楽しめると思います。
古典の良いところは何といっても構成美にあると私は思っています。シェイクスピアもホメロスも、秩序立った構成、つまり整然とした内容だからこそ繰り返しの鑑賞に堪えるのでしょう。
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