怪物ベンサム 快楽主義者の予言した社会 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062920926

作品紹介・あらすじ

功利主義者、パノプチコン創案者。近代批判の中で忘却されたベンサム。しかし、この怪物の構想は現代にも生きている。死刑廃止、動物愛護、都市衛生、同性愛擁護、さらにはチューブによる社会通話システム、冷蔵庫…。人間を快感と欲望の中に配置し、自我の解体をも試みた男。一九世紀最大の奇人啓蒙思想家の社会設計図を解読し、その背景を解明する。

感想・レビュー・書評

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  • 0円購入2012-02-02

  • 青土社の「ベンサムという男」の文庫化。昔読んで印象深い本だったので文庫化はうれしい。ゆっくり読もう。

  • 土屋恵一郎『怪物ベンサム』講談社学術文庫、読了。十九世紀最大の奇人思想家を広範に論じた評伝。近代社会全体を新しく構想したベンサムを学ぶことは、私自身を再検討することでもある。豊富なエピソードで飽きさせぬ一冊。『ベンサムという男 法と欲望のかたち』(青土社、1993)待望の文庫化。

  • 教科書では功利主義くらいしか出ててこないが、変人だわ。
    ただ多くのアイデア自体なんとなく「未来世紀ブラジル」っぽい。
    チューブやパノプチコンとか・・・意外と元ネタ?

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著者プロフィール

明治大学名誉教授

「2022年 『独身者の思想史 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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