- Amazon.co.jp ・本 (720ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062924511
作品紹介・あらすじ
いわずと知れた中国武侠小説の最大傑作。明代に成立した「中国四大奇書」の一つでもあります。
北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、そこら中で戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと終結します。その破天荒な侠客たちの痛快な立ち回りのスケールの大きさは、さすが中国の白話(口語)小説ならでは。
窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界には、引き込まれずにはいられません。
この魅力満載の世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳しました。「水滸伝」の完訳書はいくつかありますが、この翻訳が最新・最高です。
本書原本はもっとも原形に近く、均整の取れた百回本。
なお、この一巻では、冒頭の「引首」から「第二十二回」までを収録しております。
全5巻。
感想・レビュー・書評
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詩とその解説みたいな本。
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歌川国芳の浮世絵の題材になっている作品ですので、ずっと読みたいと思っていました。
現代日本の価値観とはそぐわない荒々しさがありますが、一話一話を読み終わると不思議な爽快感があります。
一話ごとの最後は、次回が気になるような予告で締めくくられているのも続きが気になり面白いです。
第二巻も読みたいと思います。 -
読むのを断念した本。三国志はけっこう好きで、これまで3度ほど通読しているが、水滸伝は未知だったので挑戦してみました。しかしなんだか、荒くれものがいろんなトラブルを勝手気ままに力でねじふせていくような話が延々と続いて、途中で食傷気味になってしまって、断念。うーむ、高いのにもったいなかった。