- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062934480
作品紹介・あらすじ
十年前まで定廻り同心をしていた小六だが今年は齢六十五。何事も若い頃のようにいかぬ、と自分をふがいなく感じていた。偶然拾った壺の中にあった飴玉をなめた小六に大変な出来事が。若々しい青年の姿形にもどったのだ。しかしその効力はながくは続かない。不思議に思いながらも、小六は、頼りない新米同心の孫が一人前になる手助けのためにその飴玉をこっそり使う。秘薬で若返り、得意の剣術を繰り出す前代未聞「若返り同心」参上!
老いというものは誰にもおとずれるものです。人生経験豊富な人間が若い肉体を手に入れたとき、何をしたいと思うでしょうか。そこから浮かんだこの物語は、企画が決まっていち早く書きたいと思いました。同時に、最高に楽しみながら書けた小説になりました。ぜひご期待ください。―佐々木裕一
感想・レビュー・書評
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シリーズ第一弾
孫の見習い同心を心配する隠居の元同心が、若返りに薬を偶然手に入れたことから、活躍?
非常に他愛もない物語?
孫の嫁とり、薬を手に入れようとする綱吉?
他愛のない話を短編で盛り込みながら展開詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【収録作品】第一話 不思議な飴玉/第二話 ふられた恨み/第三話 貼り札/第四話 妹の仇
*設定は面白いのだが、ストーリーが強引。コミカルにしたいのだろうが、中途半端。 -
秘薬で若返る隠居老人、超活躍!
元定廻り同心の小六は足腰も弱り、剣術が苦手な新米同心の孫・晋之介にさえ呆れられている。偶然手に入れた秘薬で、小六は青年に若返り、源十郎を名のって必殺剣を振るう。痛快度満点の超娯楽時代小説が開幕。