成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか 一枚の写真が企業の運命を決める (現代ビジネスブック)
- 講談社 (2012年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062952026
作品紹介・あらすじ
ジョブズの世界制覇、サムスンの躍進、トヨタの復活……
秘密はすべて「ビジュアルという武器」にあった!
今や、「優れたモノやサービスを作って広告を打てば売れる時代」は完全に終わった。この時代、ビジネスの勝利の方程式は「まずインパクトのある写真や動画で人を大きく引き寄せ、それから言葉で魅力を伝える」になっている。
それが、アップル、サムスン、BMW、コカ・コーラ、シェル、イケア、バーバリーなど、世界中の「勝つ会社」が行く王道だ。なのに、多くの日本企業は、この「ビジュアルを戦略の中心に据える」という流れから大きく立ち遅れている。
たった1枚の写真でも、視覚イメージの力で成功できる時代だ。そのための、「写真と動画の力で“出る杭”になって生き残る」戦略を、トヨタやアシックス、サイバーエージェントといった日本の成功例を含め、多くの実例を挙げながらわかりやすく説明していく。また、主に本書の後半では、質・量ともに最高レベルの写真と動画を保有し、世界のビジュアル戦略のカギを握るデジタルメディアカンパニー「ゲッティ イメージズ」社のビジネスと戦略を詳しく紹介する。
「群れから抜け出して市場を制したい」と願う会社とビジネスパーソンにとって、珠玉のアドバイスが満載の一冊。
感想・レビュー・書評
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感想
写真が持つ訴求力。日常生活で気づいているはずだが、なかなか自分で利用することは難しい。街を歩く中で有効利用されている例をストックしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012年発行。
・コカ・コーラ社:世界ブランドランキングでも常連。1930年代からサンタクロースの衣装の色を自社のコーポレートカラーである赤と白に描いた広告を打ち、そのイメージを定着させた。
・日本人の識字率の高さが文字重視を産んだ。
・写真を添え物扱いする日本企業。役員の写真を載せている企業は少ない。
・検索エンジンの収益の大部分は広告収入。
・ブランドのコントローズに全身全霊を傾けたApple社のジョブズ。「シンクディファレント」。アート性をエンジニアリングで実現したのがジョブズ。
・Microsoftのビル・ゲイツはすぐれた経営者だが本質的にはエンジニア。ジョブズのゲイツ評は「彼にはテイストがない」(センス、嗜好性)
・アップル社にMBAは少ない。 -
いつも何気なく見ているホームページやパンフレットの写真に企業が多大な労力をかけているのがよくわかりました。
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興味深いタイトルをつけてはいるが、単なるゲッティーイメージズというストックフォトサービスの広告本。
こいつはそこから金もらって書いてる。なんなんだこいつは…。
タイトルにもある主旨は20%くらい。あとは単なるゲッティーのサービス紹介と賛美の雨あられで気持ち悪くなる。腹がたつ。 -
企業にとってのイメージ戦略の重要性と、その実行方法としてのストックフォトサービスの活用について、たくさんの事例を挙げながら詳述。適当な写真でお茶を濁していてはダメ。
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ゲッティ・イメージズとアップルのことばかり書いてある。
写真がほとんど出てこない。
タイトルで買った人はがっかりするかも。
内容はそんなに悪くないけど。 -
言ってることはわかるが、自分に置き換えて考えられなかった。自分が知らなさすぎか
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世界の主流派「まずビジュアルで惹き付ける」。言葉に頼るブランディングをするな。
命題を検証せずに是として「なぜ」を問われても、ちょっと待ってって感じ。
文字に依存したコミュニケーションに頼るなと言いつつ、文章で「素晴らしいビジュアルの例」を説明してもらっても、それこそ百聞は一見に如かずだと思います。 -
「写真」の話かと思ったら、その「写真」の奥にあるもの、「写真」の扱い方・捉え方と企業の姿勢などなど、とても深い内容だった。
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微妙