蹴球日記 (FOOTBALL Nippon Books)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 31
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063086515

作品紹介・あらすじ

岡田武史にしか書けないワールドカップがここにある。

感想・レビュー・書評

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  • エピローグがイイ。
    岡田さんの格、器の大きさを感じる。
    苦悩が人を大きくした。

  • 岡ちゃんのリーダーシップ。そしてサッカー愛と地球愛。2002年日韓W杯の記述が主体なので、懐かしい気分で楽しく読めた。

  • 本編だけなら☆3つか4つ。最後の「エピローグにかえて」を読んで、☆5つ。2002年W杯だけの話かと思ったら岡田さんの人生観が書いてある本だった。

  • 岡ちゃんの2002年のトルシエ前監督がベスト16を達成したW杯を振り返りつつ、岡ちゃんのサッカーへの思いと1998年フランス大会も少し振り返った貴重な著書です。もう8年も前の話ですが、当時の熱狂は今でもハッキリ覚えています。その余韻もあって直後にトルコへ飛んだことも今では懐かしい想い出です。トルコには大会で大ブレイクしたイルハンのいとこと名乗る商売人があふれておりました(笑)。


    岡ちゃんについては、私の最も好きな選手の小野はずし、忘れもしない前哨戦の韓国戦惨敗と不可解な選手交代、進退伺の件で一時は痛烈に批判をした者として、今大会のの岡ちゃんの活躍を一度はかなり疑った者として、反省の意味も込めて読ませてもらいました。

    岡田監督、すいませんでした。ここに記されている岡ちゃんのもつサッカーへの情熱と日本代表への想いを知っていればこんなには疑わなかったかもしれません。やはり知将、分析力が半端なく鋭いです。しかもその分析ではなく、最後は気持ちのようなモノにこだわる姿勢も、ずっと前から変わっていなかったのですね。

    この著書を執筆していた時は代表監督を引退して、マスコミで仕事をしていて、葛藤を抱えていて、もう一度日本を率いてみたいような雰囲気が無きにしもあらずといった感じで、どこか迷っていたようなので、今の姿を考えると、よくぞあの苦況でも辞めずに続けて日本をベスト16に導いてくれたと、感動も倍増します。


    岡ちゃんが選手ともどもプレッシャーに潰され勝利なしで終わったフランス大会の経験があってこそ、前哨戦の連敗から開き直って快進撃を「計画的」に進めることが出来たのだと思います。

    海外メディアでは、なぜ引き分けで十分だった日本がデンマーク戦であんなにアグレッシブだったのが疑問が沸いているようですが、この著書を読むとその理由は一目遼前です。2002の韓国と日本の違い、実力的には日本と同じだったのに韓国だけ一部疑惑もありますが快進撃を続けた裏には満足せずに攻め続けたことがあり、そこに悔しい想いを感じていた岡ちゃんだからこそ、今回攻め続けたのでしょう。

    もちろん日本にとって最も大切だった初戦のカメルーンが予想以上に仕上がっていなかったという運もありますが、2002と同じ、いやそれ以上の快進撃をしているという「事実」が岡ちゃんの運や選手のがんばりだけではなく、岡田監督の暖めてきたサッカー哲学が日の目を見たということでしょう。

    さて、夢は叶うか?

  • 岡ちゃんのワールドカップレビュー。
    この人冷静なように見えて、けっこう熱く子供っぽい。
    10年後に代表監督に最チャレンジしてほしい。

  • 2002年日韓大会観戦記と並行して、岡ちゃんのコーチング人生が語られる一冊。ただの大阪のおっさんに留まらない、きりっとした知性が感じられます。あんな試合こんな試合…もう2年も経つのに、嫌悪感から歓喜まで、あの時の色々な感情のモザイクをなんと鮮やかに覚えている事か。サッカーを仕事として分析する以上に時に熱くなって「エイヤー」連発したり筆が暴走したりする岡ちゃんもまたよし(笑)。

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