珈琲時間 (アフタヌーンKC)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063106046

感想・レビュー・書評

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  • 何も起きない。
    大きな物語が動いているわけでもない。

    だけどゆるやかで、どこか心に余韻を残すオムニバス集。
    物語の中には必ず珈琲があらわれて、
    やっぱり珈琲を飲みながら読むのがきっと一番いい。

    豆の銘柄、淹れる人、一緒に飲む人、場所、時間、そのときの気持ち…
    一味に珈琲といってもあらゆる味と香りがある。
    それを物語るように、この1冊には読んでホッとする物語があったり、苦い後味が残るような物語があったり。

    ゆるりとした珈琲時間でした。

  • 久々に掘り出したので登録。何度か読んでるのに,第16話「うそつき博士」が登場人物であるアントニオ・モレッリの作品であることをようやく知った。絵柄から遠藤浩輝の弟子かと思ってたのだが違うらしい。

  • 全ての話に珈琲が出てくる。読み終えた時には珈琲が飲みたくなっている。人にすすめたくなるね。

  • 好印象!とてもオシャレなにおいが醸されてます☆

  • ジャケ買い
    久々に良い短編集だった

  • 輻輳するショートショート。ろくでなしも、夢追人も、まじめな人も、夢やぶれた人も、珈琲が包み込む物語群。
    SFのような、現代日本のような世界。リアリティのある絵と、ファンタジーを感じさせるストーリー。
    極上ブレンドかな(笑)

  • 『アンダーカレント』が良かったのでこちらも。

    アンダーカレントの方はまるまる一冊使って人物の心情を丁寧にすくい上げていくような構成だったが、こちらはオムニバスになっていて毎回異なる登場人物が珈琲にまつわる短いエピソードを繰り広げるという形式。

    わりと期待して読んだのだが、残念ながら僕の一番嫌いなところの「なんとなくいい話っぽいシャレオツでハートウォーミングな小話」の連続であった。オーマイガ。こういうタイプの短編集というのはとても多いけれど、何が面白いのかさっぱりわからない。

    本作も出来が悪いとは思わないしこういうのが好きな人もいるというのはわかるのだが、自分としては読んでいてまったく心が動かなかった。アンダーカレント読後の印象から言って一番描いてほしくなかったものを描かれてしまったような感じで、個人的にはかなり残念。

    「短編」という形式を漫画で有効に活用している人というと僕の好きな漫画家では黒田硫黄、福島聡、市川春子、またはつげ義春のような人達が思い浮かぶ。彼らは話の美味しいところだけをざっくりと切り取ってその他の部分をあえて説明しないことで物語の外側を読者の想像で補完し、そうすることで話の短さそのものを武器に変えているようなところがある。

    それでいうとこの『珈琲時間』は、単にぺージ数に合わせて話を短くした分、物語の密度も比例して薄くなってしまっているような印象があり、これならばひとつひとつの話を長編で丁寧に描いた話が見たいなあ、と思った。

  • ゆったりと流れる時間、ほろ苦い関係、あなたも私もあの人も、小銭があれば十分。

    そんな連作オムニバスが叶うのは、珈琲という飲み物を軸にしたからこそ。

    これ「オレンジジュース」だったらこうはならんでしょ。

  • 特に面白いわけではないけど
    読むと珈琲を飲むときの落ち着いた気持ちを思い出します。

    おいしい珈琲のいれ方とかは載ってません。

  • 題名買い。
    珈琲をモチーフにした短編集。まったりと珈琲片手に読みたい一冊。美味しそうに、薫ってくるように描かれる珈琲が印象的。
    人生には芳醇な香りの珈琲というスパイスが必要。それだけで幸せ。

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