失われた旋律 (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784063131758

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幼い頃、隣の家の少女と遊んでいた男の子がかくれんぼの途中で行方不明になった。<br>
    両親は必死になって捜索したが少年は戻らず、元々病気がちだった母はいつか必ず息子が戻ると信じながらこの世を去った。<br>
    それから10年がたち、高校生になった少女の通う高校で奇妙な事件が起き始め、間もなく彼女も悲惨な死を遂げる。<br>
    刑事であった隣家の少年の父が、その犯人を追うが……。
    <br>
    というようなお話なんですが、これがめっちゃ泣けるんです。<br>いちおう分類はホラーでしたが、忘れられない作品です。<br>この中で大きなキーワードとなるのが、「ロングロングアゴー……」という、行方不明になった少年の母親がよく歌っていた歌。
    <br>
    結末については異論のある方もいらっしゃるでしょうが、私はこれがいちばんだなと思う。<br>
    親として、人として、彼にはそれしか選べなかったのだと。<br>
    ああ、思い出しただけで泣きそうだ……(涙)。<br>絶版ですので、古本屋等で見かけましたらぜひ!

全1件中 1 - 1件を表示

流水凛子の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×