コマメのお仕事 1 (講談社コミックスキス)

著者 : 松本小夢

• 講談社 (1999年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[yoshinarさんの感想 · 2015年6月7日]

20世紀末にコンビニで深夜バイトをしていた頃、ヒマに任せて新刊雑誌を読み漁って、その頃見つけたのが「コマメのお仕事」。女性向けの漫画誌って「コマメのお仕事」に限らず、実生活の知恵があふれていて衝撃的だったことを思い出すなあ（それに引き替え、男性向けの漫画は少年誌は言うに及ばず大人向けでも荒唐無稽）。
「コマメのお仕事」は派遣社員のコマメが数々の派遣先で奮闘しながら、イケメンでエリートで家事全般もしっかりこなせる東さんとの恋愛し、結婚するまでの話。逆境にあってもどこかプラスにとれる部分を見つけ、頑張ろうとするところや、自分で人生を切り開いていこうとする姿に共感する（ウジウジ悩んだあげく、自分から東さんにプロポーズしたし）。
それにしても、20世紀最後半の頃は、派遣社員という働き方に、何と希望があったことか。正社員に比べて条件がいいわけではないけど「これからの新しい働き方」という時代の空気があったんだろうな。それが2015年の今となっては……。

[うらこさんの感想 · 2014年9月12日]

本棚整理で処分することになったけど、持っていた記録として残しておきます。

[ユウさんの感想 · 2005年12月17日]

CADが使える派遣OLコマメ。
なんとなく「オフィス」が舞台のまんがは多いですが、業種と仕事内容が具体的な設定。
派遣終了の悲しいことや、新しいところになじんでいくさまなんかが日記的。
恋愛はじれったい展開で好みではないですけど（笑）