暁星記（2） (モーニング　KC)

著者 : 菅原雅雪

• 講談社 (2002年10月21日発売)

感想・レビュー・書評

[Hideyasuさんの感想 · 2007年12月4日]

狩や巨体生物などのトピックが中心だった第一巻とは異なり、村社会の構造や、主人公ヒルコの出生の秘密、舞台のある村がどういう森の中にあるかという説明など、物語世界を構成する要素が徐々に明らかになっていく。同時時間に複数の場面を切り替えてストーリーが進んでいくのは、さながら映画のよう。

[skasmokerさんの感想 · 2006年12月20日]

遠い未来の一大叙事詩。テラフォーミングされた金星は独自の生態系を持つまでにいたりました。２巻では第２部「奈落」が始まります。女達の戦いや男達の戦いが描かれていますが、主人公「ヒルコ」は、若くその意味に気づいていません。不穏な空気が流れ始め、主人公達の村は襲われます。ヒルコ達はどうするのか？特別編「生きるに値するもの」も載ってます。