賭博破戒録カイジ(2) (ヤンマガKCスペシャル)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063369366

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  • やっぱりハンチョウは敵だった。それも自覚的な。三好の目は他のどのキャラにもない黒目の大きさで圧倒的いい人感を醸し出している。この人がカイジを裏切るはずがないと思わせられる。誠実で弱さを持っているからこそ、相手からはマークされにくく、切り札となりうる。そして、カイジはダラけているだけでなく、これ以上行ったらだめだという一歩手前で自分で気がついて行動を起こせる。そこがカイジの強み。奇襲の方法はまだ分からない。

  • この巻ではギャンブルとはどういうものか。
    ギャンブルの本質を改めて思い出させるものだった。

    特殊ルールのチンチロリン。
    カイジは最初、警戒をして慎重に賭けを小さく張っていく。
    でもギャンブルとはそういうものではないと途中で気づく。
    勝っても喜びは小さく、その替わり負けた時にホッとするようなものは本当のギャンブルではないと。
    負けて悔しい。
    血が逆流する。
    それくらいの賭けをしなければ流れは見えてこない。
    そしてカイジは一見すると無茶とも思える賭けに出る。

    だからギャンブルをするなんてバカな事なんだ・・・と常識的には思うけど、ギャンブルとは正しくそういうものだと思う。
    だからギャンブルには研ぎ澄まされた精神力と体力がいる。
    だから・・・恐い!

    物語の後半にカイジはチンチロリンのカラクリに気づく。
    それがどういうものかはこの巻ではまだ分からない。
    カイジのいい所は一人勝ちをしようとしない所だと思う。
    多分協力者が必要というのもあるだろうけど、自分だけが知ったカラクリで自分だけが地獄から抜けようとせず、仲間をつのる。

    自分と同じように搾取される側の人間からさらに上前をはねようとするケチな根性の人間のクズに負けるな!カイジ!

  • パチ屋のマッサージ機の上で読むカイジは最高!

  • 福本伸行

  • 地下チンチロ開始。
    大勝から借金まで既存のチンチロ勝負で大敗を喫するカイジ。
    班長のイカサマネタはネタばらしをするまでもなく比較的簡単なトリックではあるが、簡単にネタばらしをせず反撃に備えるあたりにカイジが既に覚醒していたように見て取れる。

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著者プロフィール

1980年、『よろしく純情大将』でデビュー。代表作は『賭博黙示録カイジ』、『天』、『銀と金』、『最強伝説 黒沢』、『賭博覇王伝 零』など多数。現在、『賭博堕天録カイジ 和也編』、『アカギ』を連載中。

「2012年 『賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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