- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063378443
作品紹介・あらすじ
函館の病院で働く22歳の新米看護師・たむらは、ある日突然原因不明の高熱に襲われ、動けなくなってしまう。いくつかの病院を転々とした後、たむらは脳神経内科のサトウ医師により、ギラン・バレー症候群と診断される。身体の自由と普通の日々を奪われてしまったたむらの、長く険しい闘いの日々が始まった――。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ギラン・バレー症候群の名前は知っていたけれど、実態はよくわかっていませんでした。大変な病気ですね。最初は闘病記とギャグ調の画風が合わないかと思いましたが、読み進めていくとギャグにでもしなければやってられないなと思うようになりました。歩くことも、ペンを握るのにも大変な状態からここまで回復されたということが素晴らしいですね。途中から移籍したもののモーニングで連載というのもすごい。
-
-
726
-
タイトル、カバーを見て分かる通り、難病闘病エッセイ漫画。「絵を描けるだけですごい!」「~できるだけですごい!」という事柄が山ほど出てきます。中途半端な哀れみや同情など吹き飛ばして読み手の覚悟まで問われた気がしました。だって、病気って誰にでも、誰の周りにも起こるから。
そして、病気を抱える本人がその状態や思いを公にするって大切なんだと改めて思います。医者や看護師、医療スタッフ、家族、親族も立場が違えば見方も異なる。たとえ完治することがないと言われている病気でも生活の質を上げていくために何ができるのか。情報が増えれば考えられることも増えていくのではないでしょうか。