- Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063461978
作品紹介・あらすじ
奇想天外痛快無比!山田風太郎の代表作『甲賀忍法帖』を待望の漫画化、まったく新しく生まれ変わった、それが『バジリスク』!
江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀と伊賀という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍の世継ぎ問題を解決させることにした。だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は深く愛し合っていた。そして――!
感想・レビュー・書評
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徳川3代将軍の世継ぎ問題を決着させるため、十人対十人で忍法殺戮合戦をして、生き残りを賭けることになった甲賀と伊賀の忍者たち。憎しみ合う両家にあって、甲賀弦之介と伊賀の朧は深く愛し合っていた。
山田風太郎の「甲賀忍法帖」を稀代の漫画家せがわまさきが原作の世界観をそのまま漫画化。
水墨画のような独特なタッチで忍法帖の登場人物に命を吹き込み、多彩な忍法を使う忍法バトルを躍動感あふれるタッチで見事に漫画化しています。
女の髪を武器にする忍者、かまいたちを武器にする忍者、昆虫を操る忍者、顔を変える忍者、そして忍法を破る破眼の術を使う忍者、忍法を術者に返す忍法を使う忍者など、凄腕の忍者たちが相手の隙を突き合いながらの壮絶な忍法バトルは、読む者を最後まで惹きつけます。そして敵同士に別れた主人公2人の恋の切ない結末も忘れられません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5巻で綺麗に纏まってて半日あれば読めるし、迷ってる人は読んで損はない。原作は日本漫画にも大いに影響を与えてた歴史的な作品。
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原作小説→漫画、漫画→原作小説、どちらの流れでも最高に楽しめる
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山田風太郎氏の原作がハイクオリティな漫画の世界に!奇怪な風貌の忍達はまさしく魑魅魍魎の類い。 奇想天外な術者たちの命を賭けた熱い戦いは息を呑む程の迫力で、読み出したら止まらない。せがわまさき氏による繊細で耽美な画風とのコラボレーションは、妖艶かつ悲壮感溢れるその世界観を存分に描ききっている。
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和風能力者バトル。ハンターハンターで言えば旅団VS旅団みたいな感じ。如月左衛門の変装能力が地味やのにかなり強いのが現実味があるよね。実際一番便利そう。簡単にガンガン重要キャラが死んでいくのがいいよね。NARUTOみたいに死ぬ直前に急に脇役に不自然なスポットライトが当たるのはなんかね。いやだね。簡単にあっさり死ぬのがいいよね。アヴドゥル!ナランチャ!
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絵が好き。
1巻の絵が個人的に一番良いと思う。
朱絹の妖艶さがステキ。
忍術とは言いにくいような不思議な能力をみなさんお持ちで…
時代ファンタジー?
でもそれも魅力なの。
渋い地虫やけしからぬ振る舞いをした丈助も好きなんだ。
朧はとても恋する乙女だけど、弦之介は色恋よりも甲賀伊賀の将来を何より思っている感じ。
お互い好きあってはいるけど少しずれちゃってる…?
夫婦になるのにー
まあ、こんなものよね。 -
完結済み。原作は未読。とにかく切なくて、最後に主人公たちが選んだ道には泣いた。バトルも見ごたえがあるしキャラクターもそれぞれ魅力的。
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弦之助様がイケメソ過ぎて鼻血も涙も涎も止まらなくなる忍者物語
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忍版ロミオ×ジュリエット。
朧と弦之介の最期で涙。
すごい技をもった忍者?ばかりで面白い。
思わず、原作小説まで読んだ。
天膳が憎らしかったなぁ・・。 -
全巻(五巻)読了
甲賀卍谷、伊賀鍔隠れには長い宿怨を持つ二つの忍び一族が居た。
先代、服部半蔵による「不戦の約定」によっていがみ合いながらも争いは避けられ、また次期頭領の地位にある、甲賀弦之介と伊賀の朧は互いを慕い会う間柄にもなっていた。
二人は甲賀と伊賀が互いに手を取り世に出るという共通の願いを持っていたが、その願いは、徳川家三代跡継ぎを巡る争いに巻き込まれる形で脆くも崩れ去るのだった。
漫画版のストーリーの合間に過去話を持ってきた、アニメ版と比較すると物足りない部分はあったが、十分に楽しめた。
10対10の忍法勝負と言いながら、ちょっと人外が混じってるんじゃないかという登場人物達も魅力的。
原作小説を脚色したところもあったようだけど、展開は早くて読み切るのはあっという間