- Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063522594
感想・レビュー・書評
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三十路頑張る。モテない人生にさようなら!
誰しも人生、必ず訪れる。と言われているモテキにスポットを当てた漫画。
彼女いない歴=年齢のモテない派遣社員が奮闘する。過去関わりのあった女性達から一度に連絡がありモテキ到来?いわゆる草食系男子の主人公はどう行動していくのか?
モテない男の心情がとてもリアルに描写されている。モテないから卑屈になって、それでもやっぱりモテたくて、頑張ってみるけど空回りして。 実際のモテない男はモテキが来たと感じても能動的になれるかどうかで分かれるところだとは思いますが。
本当なんです。モテない男はこんな思考で動いてます。読んでいて痛々しい行動をとっている主人公を見て目を背けたくなるような。でも、わからなくはない。そんな気持ちになります。
なんでも作者、実は女性だそうで、なぜこんなにモテない男性をリアルに描写できるのか。
主人公と関わる女性の心の内、モテ系の友人との友情、男女の友情などなど恋愛の様々が随所に盛り込まれているように感じる。
モテない男子は自分と比較してもいいし、モテるならモテない男ってこうなのだ。と、知ってもらうもよし。女性には男ってこんなもんだ。と、納得頂くもよし。
大人のための大人による青春漫画。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どこにでもいそうな、だからこそ描くのが難しい冴えないリアルな男子が主人公。
てっきり作者は男性かと思っていたのですが、女性だったとは。そこが一番のツボかも。
でも何というのか、わざわざ画面を汚くしてリアルを出そうとしているドラマや映画ぽくて、心を揺さぶられない。
人間や世界には、どこかしら美しいものがあるはずだから、そこもきちんと描いてほしい。
相性が合わないこともありそう。アゲイン!もはまれなかったな。 -
フジくん
愛すべきクズ野郎です。
所々、自分を見ているようでなんとも言えない気持ちに。 -
主人公と自分の思考が似すぎているせいか、
わかるわー!!!ってなると同時に、
主人公を取り巻く人たちの指摘がかなり心にグサグサっときた。(笑)
一番印象に残っている台詞が、正確ではないけど
"自分を卑下することで、他人は自分の事なんかで傷ついたりしないと思ってる"。
これはガツンときました。 -
ドラマと同時期に読む。
読む。
読む。
4.5巻も読んだ。
面白いんじゃないでしょーか。
なんだか,レビューとか見てると,
i)分かる!共感する!自分も幸世と同じ!!
か
ii)いやーないわー,このネガティブな感じ。イライラする!!
の,
どちからに大別されている気がする。
いや,別にそれが良いとか悪いとかじゃなく,
なんか不思議。
登場人物たちとまったく同じ男女は,まー,いないとして,
「あー,この,自分に手に負えない感じの,
何考えてるかわかんない子に惹かれちゃう気持ちわかるー。」
とか,
「この,友達以上な距離感がたまんなく楽しーなー。」
とか,
部分的に重ねるトコがあっておもろいんでは。
爽快感みたいなものは薄いけども,
ダメなあいつがちっと成長してるな,と心が少し動くのが気持ちいい。笑 -
前半は感情移入しづらく、
三十路になっても恋愛のことしか考えてないの?
そんなことより早く正社員になれよ。
とか正直思っていたのですが、
中盤から、ネガティブな自分を脱し失敗を恐れずに動き出すようになってから
なるほどこうやればいいのか、とか
失敗するとこう思っちゃうよねわかる!みたいに
共感できるようになってきて。
最後、あたりさわりのない終わり方になっていたけどまあこれが現実なのかな?
私は女版モテキの主人公になれるくらいのネガティブ恋愛ニートなので、
これを真似してがんばっていこうかな、と
ちらっと思いました。ちらっと。 -
モテずに死ねるかッッ!!!
モテ期なんて来ないけど
小さなキッカケが重なって
自分自身がモテ期だと思いこんで
臆病にならずに行動できたことに
意味があったのではないでしょうか。
最後があんな感じで終わるのも
そういったメッセージこもってんのかな。
なんもせず異性が寄ってくるのなんて一握りで
その他大勢の僕らは必死にもがいて、もがいて
垂れてきた蜘蛛の糸にしがみつくのであります。
映画版の長澤まさみさん、麻生久美子さんには
見事にハートを射抜かれてしまって
ところどころ見てられずメガネを外してしまいました。。。
音楽が良くて、ミュージカルのようでした。 -
ネコカフェとレンタルで読みました。
ネガティブ男がもてるようなもてないような。主にモテないw
それとは別に、「自信」についてメッセージ感があるとおもう。
飾らなくって読みやすく、古い歌を要所で組み込んでるのがまた、全体を青臭いような、なんとも言えないリアルさで空気が見えてくる。
すーっき!すーっき!だいて!だいて!♪
4.5巻の作者のおはなしまで読むのをお勧めします。 -
以前ビレバンで最初の方だけ立ち読みして
面白そうだな~いつか読もう。
…と思ってしばらく放置してたんですが
今度『モテキ』の映画にPerfumeが出るって聞いて
こりゃ観に行かなかん!
原作読もう!
って事で生まれて初めてコミックレンタルして来ました!!
いいね!安いね!!感動!!
利用するようにしよう。
気に入ったら買えば良いんだもんね?
んで、『モテキ』
全4巻一気読み!
面白かったけど…うーん、うーん?
「いかに幸せが指の隙間から砂のように零れ落ちるか」
を描きました、と作者コメントにもあるのですが
本当にそうで…
あ、そこでこうすれば、
ちょっとこうすれば、
あ~!また…ハッキリしろよ!!
の連続でちょっと後半疲れた。笑
少女漫画みたいにとんとん拍子に行く事が無い。
だからと言ってハチクロみたいな
可愛らしいキュンポイントも無い。
なんかね、リアルですね。笑
印象に残ったセリフというか言葉は、
自分が思っている自分と
他人が思っている自分は違う、
って言葉。
言い回しが多分違うけど。
自分を過小評価し過ぎて卑下して
殻にこもって他人と接する事に自信が持てない…
あら、誰かさんじゃないの?笑
ネガティブ人間はフジ君の気持ちが分かり過ぎて
辛くなるかも。
でも面白いのでぐいぐい読んじゃった。