- Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063546057
作品紹介・あらすじ
『大砲とスタンプ』の速水螺旋人、はじめての短編集出しました!! 狂騒が似合う街・ボイラーグラードで、ナポレオンロシア戦役で、 宇宙船で、第二次世界大戦カルパチア山脈で、 わちゃわちゃドタバタ繰り広げられる速水螺旋人劇場!! コーラとポップコーンを両手に持って、いざ上映スタート!!
感想・レビュー・書評
-
「代書屋のレオフリクの、Chapter 1」
「代書屋のレオフリクの、Chapter 2 純血同盟の疑問」
「代書屋のレオフリクの、Chapter 3 ゴーストライターの感嘆符」
文化とロマンスの代書屋。
「聖女の砲声」
大阪弁の守護天使聖ワルワラ。
「ラクーンドッグ・フリート」
タヌキとか蟹目出とか脱力。
「ドクトルとドラゴン」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
速水螺旋人短編集。
「ラクーンドッグ・フリート」
科学とオカルトが同居している世界観がとてもいい。神話・民話をオカルトと言ってしまうのは強引かなと思うけど、科学と対になるものってことで。
狐じゃダメなんだよねー。狸じゃないとダメなんですよ。剽軽で憎めない存在は狸なんですよ、狐じゃなくて。
人間に寄り添って笑いを提供してきたのは狸。なんだっけ?「鬼灯の冷徹」だっけ、こんなこと言ってたの。
「ドクトルとドラゴン」
意味のない(ように思える)研究に没頭する奇人と、それに憧れる少年。
いつでもどこでも、場所を変えて時代を変えて少数派だけど存在する名コンビ。普段は迷コンビだけど、なぜか窮地を救ってしまう、というオチがつきますね。こういう物語は。
いいよねぇ、その結果少年は奇人の後継者になり、あらたな迷コンビを結成するという。連綿と繋がれてゆく営み。
今じゃあ、奇人が存在する余地がどんどん少なくなっているものなぁ。
学校では教えてくれないことを教えてくれる近所のおじいちゃん、ってもういないのものねぇ。
実際は研究が役立ったとかでなくて、という真のオチがあるんですけどね。
この2つが好きです。 -
"代書屋レオフリクの,"、舞台設定もキャラ設定もいいなぁ。続きが読みたい。
-
目を引くカバーデザインでないからかずっと読んでいなかったが、面白いですね。
-
『代書屋レオフリクの,』…政情不安定な街で代書人を営む主人公の話
『聖女の砲声』…ナポレオン軍とロシア軍がにらみ合う戦場に「砲手の守護聖人」聖女ワルワラが降臨する話
『ラクーンドッグ・フリート』…人類と魔女や妖精や妖怪が協力して宇宙からの侵略に立ち向かっている世界での化け狸と女性パイロットのコンビの話
『ドクトルとドラゴン』…第二次大戦中の東欧で龍を呼び出す研究をしている博士と助手の少年の話 -
作者の作品は初めて読みましたが非常に面白かったです。
可愛くてコミカルな絵柄なのに、やってることが結構政治的で、ギャップが素晴らしかったです。
特に代書屋のレオフリクが面白かったです。 -
この本で速水螺旋人を知った。生活感の有るかわいい絵でファンタジックな街並み+ちょっとスチパンチック+レトロ+女がかわいい+社会派+セックスあり死あり超ナイス。代書屋の話、舞台もキャラも良くてもっと続きが読みたい。
大砲とスタンプも後に購入。 -
文化だな‼
-
"「ストライキしたろか?
人間の宇宙船とヴェガ連中に太刀打ちでけへんくせに!
今になって魔女や妖精<ジン>やタヌキの助けを借りるんやもんな〜身勝手やな〜」
「地球が無くなって困るのはお互い様でしょうが!」"[p.113_ラクーンドッグ・フリート]
「代書屋のレオフリクの、Chapter 1」
「代書屋のレオフリクの、Chapter 2 純血同盟の疑問」
「代書屋のレオフリクの、Chapter 3 ゴーストライターの感嘆符」
「聖女の砲声」
「ラクーンドッグ・フリート」
「ドクトルとドラゴン」
「スパイの歩き方」が面白かったので買った。やっぱり面白い。好き。
「大砲とスタンプ」もいつか買いたいなぁ。 -
近作の短編集。ロマンスありSFありと大ボリュームで楽しめます。
私のお気に入りはフランスvsロシアのやつです。こういうのどかなお話好き。(頭ふっとんでるけど!)