妖怪番長(6) (イブニングKC)

  • 講談社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063546606

作品紹介・あらすじ

他人の夢(潜在意識)に入る能力を持つ巫子(ミコ)は幼馴染の鎖子(サコ)呱子(ココ)と一緒に月日学園という養護施設で育てられていました。そこは悪の妖怪と戦う力を持った特別な子供たちを集めた場所でした。担任の木場ヤスオ先生と「遊撃学級」として旅に出た彼女たちは途中で河童のカッパイを仲間に加え天狗の里へ。悪の黒天狗との死闘に巻き込まれ敵のボスのいるアジトに乗り込むが次々と敵の刺客が襲いかかる。

感想・レビュー・書評

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  • 「パンツまで脱げば逆に戦いづらい」木場先生に笑った。

  • 個々の好みはあるだろうけど、私はこの(6)が最も面白い、いや、熱い巻として推したい。最も面白い、これで選ぶとなると、恐らく、最終巻になりそうだし
    熱い、そう感じる理由は、この(6)が、とことんバトル一色だからだ
    先の巻から続いていたカッパイ&百騎蝦蟇の即席コンビvs妖喰怪魚の水中戦に、洞窟土竜vs洞窟土竜の同属戦、サキさんvs鎌鼬の風使い最強を決める斬撃戦、そして、人間兵器のタイマン
    これで胸が熱くならなかったら、漫画読みはやってられない
    何歳になろうとも、男ってのはバトルに興奮し、ハイレベルな攻防に息が止まり、手に汗握り、声援を送り、主人公らが勝てばガッツポーズを決めてしまう
    これまでのように、一巻丸々を使って、一つの対戦が描かれている訳じゃない。だからと言って、一戦の質が落ちている訳じゃなく、むしろ、凝縮された事で熱さが純度を増しているように、私は感じた
    どの対戦カードもベストだが、最高だったのは、何と言っても、木場先生と14歳の少女型人間兵器の一騎打ちだ
    そもそも、人間兵器の設定からして、厨二臭く、柴田先生らしいな、と思う
    人間の兵器だからこそ、敵の首魁を討つって目的以前に、自分こそが最強ってコトを証明したがる少女のやる気は実にバトル漫画らしい。そんな彼女に倒された仲間のため、黒天狗を倒すため、何より、己の誇りを貫かんと木場先生もちょっとマジになる
    少女は実に強かった。女子プロレスラーゆえにタフネスなカッパイですらKOしたのだから。しかし、若さが出てしまったのが敗因だろうな
    敵を倒すのに、ド派手な必殺技はいらない。必要最低限のモーションと、最適の威力さえ攻撃に宿っていれば、敵は無力化できる。実力っつーより、場数と経験数だな、勝ちと負けを分けたのは
    果たして、少女は素直に負けを認め、仲間になってくれるのかね?っつーか、それ以前に生きてる?
    オマケ漫画に対しちゃ、ノーコメント・・・って訳にもいかないだろうから、一つだけ。これはセクシーではなく、セクスィーだな、うん
    この台詞を引用に選んだのは、熱くなった木場先生のカッコ良さが出ているな、と私は思ったので。その場にあった最高の動きをするための準備が出来る、それも強い男の条件ではなかろうか。確かに、パンツまで脱いでしまったら、デカいもんがブラブラして戦いづらいよな。カッパイやサキさんは「ひゃっほー」しそうだけど、相手は14歳の女の子だし、観衆の中には小学生もいるしな

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著者プロフィール

1972年、北海道出身。1992年に「ヤングアニマル」にて『谷仮面』でデビュー。その後、同誌にて『エアマスター』の連載を開始し、TVアニメ化もされる大ヒット作品に。その後「週刊ヤングジャンプ」にて『ハチワンダイバー』の連載を開始。2008年版オトコ編「このマンガがすごい!」で1位を獲得、さらに同年にTVドラマ化もされるなど大ヒットとなった。現在、コミックDAYS月曜日枠で『ブルーストライカー』、月刊ヒーローズにて『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』を連載中。将棋の腕もプロ級であることが知られている。

「2019年 『ブルーストライカー(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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