賭博堕天録カイジ(10) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 297
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063615531

作品紹介・あらすじ

『カイジ』新章! シリーズ第3弾は「堕天録」!! 第4章「渇望の血」スタート!


変則二人麻雀「17歩」11回戦で、カイジは最悪の窮地を脱し流局へとたどりついた。基本賭け金8000万円勝負となった12回戦、カイジは手牌選択時間終了寸前に、手牌と捨て牌候補牌を突然入れ替え、周囲を驚かせる。この入れ替えは、安全牌を多数抱えて引き分けを狙うカイジの戦略に見えたが…。そしてカイジは裏切り者の三好と前田を非難し、二人の罪をとがめる!!

感想・レビュー・書評

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  • 牌を使ったトラップで仲間の裏切りを確信したカイジ。
    この10巻ではそれが白日の下にさらされる。
    最初は演技をしてオドオドした様子で出てくる仲間の一人。
    その様子を見て「クズ!」と思った。
    さらに、自分たちの裏切りをカイジに指摘をされると開き直る裏切り者二人。
    それを見て、さらに「ホントのクズだ」と思った。

    自分たちに多額の借金を背負わせた張本人である社長に肩入れし、地獄から救ってくれた人間を陥れようとする人間。
    救いようがない。
    ちょっと考えりゃ分かるだろ。
    どっちが正しいのか、悪なのか・・・。
    自分たちを陥れた人間。
    救ってくれた人間。
    どっちを信じるのか答は明白。
    大体、カイジが嘘を言っていたにしろ、それを責めて陥れるような資格が自分たちにあるのかって話。

    彼らとカイジの違いはある地点でピンとくるかどうかだと思う。
    これはヤバい・・・。
    意味もなくそう思う直感。
    それがあるかないか。
    カイジはその直感を使い、今回も何とかここまで切り抜けた。
    それと機転で。

    それにしても、多分ヤツらの裏切りを知り、後ろで牌を見ている人間を利用して手づくりをするだろうとは思ったが・・・。
    「そうか!そのテがあった!」と驚いた。
    思いつきそうで思いつかないそのアイディア。

    今回は手づくりを全てじゃないが一部見られているという不利がある。
    次回こそがホンモンのガチンコ勝負。
    今回切り抜ければ・・・。
    今回だけは・・・。

  • 8000万勝負突入。カイジのたまってた鬱憤を三好、前田に吐くとこなんかは気分がいい。
    勝負自体も面白いが、社長の人物評「スーパー減点法」には笑いが止まらない。

  • ようやく始まるガチンコ勝負。<BR><BR>
    それにしても、前半部分の低レベルな舌戦の人間臭さといったら・・・<BR>
    横からニヤついて見ている「ぼっちゃん」もまた、特別なわけではなく、よくいる「人間」の1つのパターン。<BR>
    人間の縮図がここにある、というのは言いすぎでしょうか。

  • あ、印刷薄いやつだ…。あとからかったのに〜。なんでやねん。

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著者プロフィール

1980年、『よろしく純情大将』でデビュー。代表作は『賭博黙示録カイジ』、『天』、『銀と金』、『最強伝説 黒沢』、『賭博覇王伝 零』など多数。現在、『賭博堕天録カイジ 和也編』、『アカギ』を連載中。

「2012年 『賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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