であい(2) (KC デザート)

著者 : ももち麗子

• 講談社 (2003年11月21日発売)

感想・レビュー・書評

[あかりさんの感想 · 2013年10月17日]

完結編。

大人を操ってるつもりで、操られてたチーム・ピース。
怖い、助けて欲しい、でもばれたくない。
そんな葛藤がよく描かれてる作品です。

１０年経ったいまでも、出会い系サイトは無くなりません。
需要と供給があるからです。

しかし、楽な仕事にはハイリスクが付き物だと云うことを忘れそうになってる「若さ」と云う強さ。
それでも携帯を手放せない少女たちに、不思議な不気味さも感じました。

著者プロフィール

2月25日生まれ、東京都出身。『君におくるメモリー』（「フレッシュフレンド」冬号）にてデビュー。問題提起シリーズ『ひみつ』『であい』『こころ』（いずれも「デザート」にて連載）は、レイプや出会い系サイト、万引きなど10代の少女たちの心の闇と社会問題について扱い、話題を集めた。他の代表作に『トモダチごっこ』『とけない恋とチョコレート』など。

「2019年 『大人の問題提起シリーズ　さけび（2）』 で使われていた紹介文から引用しています。」