アイシテル‾海容 後編

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 199
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063722734

感想・レビュー・書評

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  • ※前後編の感想をまとめてこちらに。

    テレビドラマ放映中の作品。
    悲劇の連鎖により犯行に至ったことや、犯人に弟が生まれた時はじめて犯した罪の重さを知った~ってことは事前にネット情報で習得済み。

    子育ては孤独で不安で、やり直しがきかないのに、失敗は許されない。
    母親は万能じゃない、それなのに“完璧”を求められてしまう。
    それでも子どもにとっては唯一無二の、かけがえのない存在。

    この物語は、どんな立場の人間にも何かしら思うところがあるような…苦しくて悲しくて考えさせられる話だった。

  • 2009年4月24日

  • アイシテル~海容 後編 (2)

  • キヨタンがきつい。加害少年の罪をやむを得ないものにするためかもしれないけど、こんな子育てしてる母親があんなに聖母みたいにはなれないんじゃないかな。美帆子の気持ちを思うとやりきれない。野口夫妻の選択も心情的には理解できない。丸く収まってるかというと、うーん。と思ったら続きがあるんですね。読まなきゃ。

  • 加害者の親被害者の親いろんな視点から感情移入してしまう、子供がいる親なら自分もいつ被害者側になるのか加害者になるのかわからない危うさが詰まっている

    殺された側も殺す側もどちらも痛々しい

    個人的には殺された母親の気持ちを考えるとこぼれ落ちるるものがあるが、この漫画に至っては加害者側の親の気持ちをすごく代弁しているのじゃないかと思う

    女子高生が殺したかったからと殺したと同級生の友人を殺害した事件も記憶に新しいが夜中に撲殺されそうになった父親も自殺してしまうくらい子供のことで悩んだだろう

    これからは被害者の親に責任もって償いますと言った気持ちも前に死という選択しか選べなかった父親の気持ち

    秋葉原秋葉原無差別殺傷事件の加害者の弟も
    結局結局殺人犯の弟として死ぬ理由に勝る、生きる理由がないと自殺を遂げている


    最後のセリフが胸に刺さる殺された側も殺した方もどちらも可愛そうだ

  • 再読。被害者と加害者の母親がああいう形でわかり合うというのは本当に切なくて…。加害者の少年も、自分に子供が産まれて、初めて罪の大きさを知る。つらく、重い話だけれど、いろいろと考えさせられました。
    http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-11.html

  • どんなに取り繕ったところで、子どもが複数いる場合に愛情の偏りがでるのは、当然のこと。

  • 久しぶりに読み返しました。

    この本を購入した時、確か息子は1歳くらいだったかな。
    で、今はもうすぐ4歳を迎えようとしています。

    感情移入の度合いが、昔に比べると
    やっぱり違いますよねぇ。

    人それぞれ、生きる上での立場や環境って
    異なるわけですが、そうは言っても
    やっぱり普遍的なものってのはある。

    何か特別なことができるってわけじゃないですが、
    息子とは常にしっかりと向き合わなきゃいけない
    よなぁって思うわけです。

    逆に言うと、子供はそれだけを求めている。
    そんなことを改めて気付かせてくれます。

    それにしてもこの本、今気付いたんですけど、
    弁護士の方が監修しているんですね。
    中身が重厚なわけです。

    男性が読んでも思うところが多いストーリー。
    女性が読んだら、尚更でしょうね。

    お子さんがいらっしゃる方は是非、読んでみて下さい。

  • 加害者も被害者という立場ながら<嘆く母>という立場では同じなのではないかということ

  • 重くて悲しい、いつ現実になってもおかしくない。心理描写が素晴らしくて、色々考えさせてくれる漫画、名作だと思います。

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著者プロフィール

独立行政法人労働政策研究・研修機構 特任研究員。
1948年生まれ。79年法政大学大学院博士課程修了後、雇用促進事業団職業研究所研究員、労働政策研究・研修機構統括研究員を経て、2009年4月から現職。商学博士。厚生労働省地域雇用創造推進事業等選抜・評価委員会委員、東京商工会議所労働委員会委員、NHKラジオ「ビジネス展望」レギュラーコメンテーター、青山学院大学大学院法学研究科講師、中央大学商学部講師などを兼務・歴任。専門は、人事管理論、産業・経営論、地域経済論。

「2011年 『成功する地域資源活用ビジネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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