おジャ魔女どれみ17 (講談社ラノベ文庫)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063752878

作品紹介・あらすじ

高校2年生の秋。ハナちゃんが加わってMAHO堂はさらに賑やかに!
そんな中、おんぷちゃんが熱烈ファンに悩まされてるって!? 犯人は一体、
だれ? さらに今度は嬉しいニュース! ももちゃんのパティシエコンクール出場が決まったの。 みんなでももちゃんをバックアップしなきゃ。
そしてあたしと小竹の関係はどうなっちゃうの!?
どれみ17歳、夢に進路、恋ももちろん全力投球!!

感想・レビュー・書評

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  • やーっと読めた。
    どこに行ってもなかったおんぷちゃん。
    じゃなくて、4巻ですよ。

    おジャ魔女らしく慌ただしい物語で。
    でもここで私がですね、最もビックリさせられたのは! はづきちゃん!
    ああ、でもこれ以上はもう言えない。
    読んでから随分と日も経ってることだしね。

    でも、心の隅では、イツカやルト思ッテタなんて思っていたんだよなあ。
    これはコロンブスの卵ですか。

  • どれみちゃんが
    「みんな将来のこと考えてるのに…
    それに比べてあたしは…」
    って思ってるけど
    どれみちゃんぐらいが
    普通なんじゃないの?と私は思ってしまう。
    いや、充実してる方なのでは…。

    今ちょうどアニメを見直してるから
    みんなが大きくなった感が
    さらに伝わってきます。

  • また一つ大人になったどれみたちの物語。

    高校二年生って、確かに冒頭にあるような状況下だったなぁと思います。
    『つい最近までというのか、大分前というべきかはさておき……』
    周りがみんな先のことを考えている中、自分だけはきちんとした未来視をしていないみたいな感覚はあったものです。
    なんていうか、あんまり調べもせずに実は大学決めたような、決めなかったような……。
    私の両親もどれみの母親たちのように、自分の選択した道を信じていてくれていたのかなぁって思うと、じーんときました。今はどちらかと言えば、申し訳なさの方が大きいですが……。

    持ち上げて落とすじゃないですが、人生はやっぱりこういうものなのかなぁって思います。高校生って色んなものがぶつかる時期だったんだなぁとしみじみ思います。だからこそ、大切にすべきだったのになぁと(涙ぐむ

    だんだんわからなくなってくることもあるんだろうなぁと、
    二章を見て思います。
    実際、こんなことされると恐怖以外のなにものでもないでしょうね。
    人に喜んで欲しいことが、絶対の善ではないということ。愛情も度が過ぎるとただの危険物。最近そういうことを知りました。それと同じなのでしょう。
    『おかしい』って感じたら、第三者視点で自分を見てみる、または家族に相談してみろってことですね。
    何にしても、兄弟愛からのストーカー行為。愛は怖いですね。

    第三章では、自分らしさって何なのかを考える章に思えました。
    『憧れと愛』。
    そして二章の問題で生じたももこの想いとどれみたちのすれ違い。こういう何気ないすれ違いが日常というものなのかなと思いました。
    なければどうなっていたということもないですが、複雑な想いのバランスですね。正直なももこの本心(わくわくする気持ち)で作ったケーキであれば、上位入賞していたのかと言われると、やはりそこは憧れて、練習して上達した腕がないことにはそもそも四位入賞も難しかったという事実。
    想いって、難しいですね。

    第四章。
    やっとユメちゃんを育ててる未来さんと会うことができ、いよいよユメちゃんとハナちゃんが会うのかと思いきや……。
    『ユメちゃんに会うのは、五年ほど待ってもらいたいの』
    その後に続く未来さんの言葉なのですが、確かにと思います。
    7歳の時に、『あなたは女王様候補』って聞かされたらどんな風に思うのかなぁ。
    自分に当てはめてみると、混乱と混乱しか私にはでませんでした。
    そういう意味で、12歳ってのは最低ライン。おそらく本当なら10年ぐらいの方がいいけど、ハナちゃん的にもユメちゃん的にものにも絶対的なラインだったのかなぁと。
    『ハナ、どうしてもユメちゃんに会いたいのっ』
    ハナちゃんは納得したようにも思いましたが、やっぱり同じ7歳(見た目は違いますが)なのです。会えるのに会えないは耐えられない。
    天才だろうが、まだ子供。
    当然そうしてしまうのをおそらく未来さんもわかってたのかなぁ? とか思います。でなければ、場所なんてそもそもその時(五年後)に教えればいい気がします。
    ユメちゃんとの遭遇は人間でなく、子犬として会う。
    どれみだけでなく、ハナちゃんもまた成長したと思える瞬間ですね。
    ベンチの上でじゃれあうシーンは、切ないです。あと五年も経たなければ、会話もできないなんて辛いですね。
    でも、この思い出は五年間ずっと会えないという想いよりも、ユメちゃんと一度会えた(また会える)って想いの方がこの先の年月耐えられるかもしれませんね(これは人によるかもしれない
    少なくともユメちゃんって妹は絶対にいるって事実は、子犬という形でしたが実現しました。
    そして、あいちゃんは運命的な出会いをして……。
    何気なくすれ違う人でも、こういうことってあるのかなぁ。そういうのがある人はあるし、ない人にはない。そういう意味じゃ、この時出会った方は大人ですね。大人のアドバイスです。こういう大人の方が大勢いるとどうなってしまうのでしょうか。

    五章。
    お前ら、はやく結婚しろよというラスト。
    若い頃は無茶したほうがいいというべきか。ラストの高校三年生の時には実現するのか、しないのか。ここは先が読めないなぁと思いました。
    しそうでしない、先が本当に読めない作品って実ははじめてかもしれない。とはいえ、国立にいっても、初戦で負ける展開ってのもあるかもしれないので、行くことは実は確定なのかもわかりません。
    サッカーなんて特に興味なんてないのですが、小竹の悔しさ。他のメンバーの切なさは伝わってきて辛かった。

    六章。
    章タイトルで予想外の展開でした。
    『えぇ……なんでそうなるの……?』
    そう思わずにはいられないですが、最近の芸能ニュースだと確かにこういった事件が起きたりしていますし、ないこともない。
    それが現実に起こるとこうなってしまうという章でした。
    一時期はとある問題のために、はづきは夢を諦めかけたのですが、さすが関先生というかここも大人のアドバイス。そういうことをきちんと聞けるってのも高校生だからなのかなぁ。
    この時に奏でたバイオリンの調べは、きっと最高のハーモニーを彩っていたに違いありません。
    再会できるといいなと、これほど思うことはないです。
    この章は、『家族愛』と、『主人たちを想うばあやの愛』で一杯です。

    ただ最近のおジャ魔女どれみは絶望というか、リアル過ぎるというかなんていうか……読むのが少し怖いなぁと読み終えて思いました。

  • 最後、はづきの話はほんとうにかなしかったが、矢田君はかっこよかったです。
    花ちゃんもちゃんとどれみと未来さんのやくそくをまもってよかった。

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