新装版 ディスコミュニケーション(1)冥界編1 (KCデラックス アフタヌーン)

著者 :
  • 講談社
4.35
  • (36)
  • (13)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 264
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063767186

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 風の谷のナウシカのマンガ版の雰囲気、書き込み具合や宗教感が好きならきっと好き。内容は全然違うけど。フェチズムと多神教極まれりな宗教感、ガラクタ玩具にフェミズム 怪異 オカルト カルトに不気味 全てをごった煮にしてボーイミーツガールを創造したマンガ。
    全巻とおして読んで自分のフェチズムに引っ掛からないものはないのではないか?と思うぐらいフェチズムが押し寄せてくる。
    新装版だと絵が新しいが、中身はまったく違うので絵があまり好みでないのであれば、一度コミックス版の表紙を見てみると良いかもしれない。あっちが中身とほぼ同じ絵。(ただしカラー絵と漫画の絵も差異はあるけれど)
    性の話をしているようで別の高次元の話をしているように思うがなんだかんだ言って性の話。そんなところが好き。

  • 念願の完全版。
    毎月の楽しみが出来た。

  • 某小説を読んでいたら久しぶりによみたくなったこの作品。摩訶不思議恋愛漫画です。
    紙面を埋め尽くす圧倒的な描き込みもさることながら、ストーリーや題材もまた「非凡」。オカルトと性とフェティシズムと昭和とガラクタとYMO等々がごた混ぜになったカオスさが、他にはない雰囲気を醸し出しています。
    植芝さんは間違いなく変態であり天才です。(褒めてる)
    見る人を選ぶ漫画ではあるけれど、性、愛、生死といったものをとても真剣に扱っている漫画だと私は思います。

    (所持しているのは旧版なので、未収録分は未読。)

  • 何じゃコリャ! 謎の少年とそれに惹かれる少女のおかしな日々。何かありそうで、何もなくて、やっぱり何かある感じ。好きです。ラストも面白い!! 続きが気になる!!

  • 「どうして彼を好きになったのか」という問題を掲げた摩訶不思議な恋愛話。

    私は初めて「謎の彼女X」で有名な植芝先生の作品(それもデビュー作)を読んだのですが、この人には他に誰も真似できないような随一の才能を感じました。
    それほどまでに独特で、摩訶不思議で、時折不気味だけれど、一度引込まれるともうずぶずぶと植芝ワールドに飲み込まれてしまう。
    そんな不思議な魅力と、話・画力(尋常じゃない量の描き込みには圧倒されます)ともに確かな実力を持った作者と作品であると思います。

  • 全巻揃った。こんなに舐めるように読んだ漫画は久々。話がとにかく面白い。出会えてよかったとまで思った。

  • 旧版を所持しているにもかかわらず、全巻購入特典欲しさについ購入してしまった。疚しくも心踊るフェチ衝動、宗教や密教のオカルティズム、さらにマニアックなオタク知識…サブカル臭も芳しく、てんこもりな密度に充ちた絵面の中に、きらきらひかる懐かしいような少年少女の青春の情景があるそのカオス。それがディスコミの魅力かなあと思う。
    松笛&戸川よ、永遠なれ。

  • 謎の彼女Xで植芝理一を知った方にもぜひ読んで貰いたい一作

    よりフェチチックでより不可思議な内容
    植芝ワールド全開な圧倒的な書き込みです

    新装版には元々の単行本に未掲載の話も載っています

  • 謎の彼女から入って、これも古本屋でたまに読んでたのだけど、今回新装版ということで購入。
    みんな書いているけど、とにかく細かい。昔の扉絵は完全に曼陀羅!

    話も部分部分だとよくわからなかったのだけど、通して読むと面白い。激しくオカルト臭いので、よくこれが長期連載してたな…と感心しました。

    しかし松笛くんは少女漫画にでてきそうだな

  • 植芝ワールドはここから始まったのか、と心が震えた
    現在、連載している『謎の彼女X』と比べれば絵が雑に見えてしまうが、逆にそこが不気味だが癖になる魅力を存分に引き出しているように思えた
    あと、読み手を選ぶ感が結構、強めだな、とも
    また、新装版になるにあたって、表紙が今のタッチで描き直されているのもファンとしては嬉しい限り
    毎月の楽しみがまた一つ、増えました

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1991年、コミックオープンちばてつや賞一般部門受賞。代表作に「ディスコミュニケーション」「夢使い」(2006年TVアニメ化)「謎の彼女X」(2012年アニメ化)がある。2017年より月刊アフタヌーンで本作「大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック」を連載。

「2020年 『大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

植芝理一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×