- Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063806403
作品紹介・あらすじ
『VIVO!』(マッグガーデン刊)の瀬川藤子、待望の最新コミックス!!
少女の秘密は、屋上に眠る。自分探しの学園ファンタジー!!
転入して3ヵ月。ひとりぼっちの小学生・春菜は、“かなえ”というお姉さんに出会う。「名前しか分からない」と話す彼女は、ずっと小学校の屋上にいる幽霊だった。彼女の本当の姿とは。屋上で待ち続けるものとは。春菜&おじちゃんの凸凹コンビで、かなえの正体を探す旅が始まった!!
『VIVO!』(マッグガーデン刊)の瀬川藤子、待望の最新コミックス!! 少女の秘密は、屋上に眠る。自分探しの学園ファンタジー!!転入して3ヵ月。ひとりぼっちの小学生・春菜は、“かなえ”というお姉さんに出会う。「名前しか分からない」と話す彼女は、ずっと小学校の屋上にいる幽霊だった。彼女の本当の姿とは。屋上で待ち続けるものとは。春菜&おじちゃんの凸凹コンビで、かなえの正体を探す旅が始まった!!
感想・レビュー・書評
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完全なる作者買い。
瀬川さんのお話が大好きな人なら買って損なし。
表題も良かったが、もう一つのお話の方が私は好き。
子供を守れる大人でありたい。
こういう、何気なく救える大人でありたい。
やっぱり瀬川先生のお話好きだー。 -
さらに続いて瀬川藤子さん作品を…。
ほっこりとかほのぼのとか、
そういうところがクローズアップされがちですけど、
結構「ゆがんだ顔」のインパクトが強い
作家さんだなぁと感じます。
悔しさだとか寂しさだとか叶わぬ思いとか、
それらが詰まった「表情の歪み」。
そこに感じる「生の熱さ」が好きですw。 -
表題作も良かったですが最後の読切が良かったです。
表題作は屋上に取り残された幽霊の話。きっと最後は中学校に連れて行けたんでしょうね。主人公が子供の強さで良かったです。大人はやりもせずあーだこーだって!まずやれよ!て。そういう気持ちはきっと持ってたなぁ。でもまた第二第三のかなえちゃんは生まれ続けるんだと思います。抑え付ける大人がいる限り。そういう理不尽さを知った時、その先どういう人になっていくのかが決まるのかもしれませんね。
読切。大人からしたら何の気なしに言った言葉でも小さな子にとっては親が自分以外を信じるってのは傷つきますよね。その小さな傷を覚えたまま大人になった主人公と、虐待を受けてる子供の話。行動の善悪と、信じる信じないってのは別の話なんだよなぁと。相手の子の親がまともな人で良かったけど、今ってどうなんだろうなーとかふと現実を思ったりしました。岩ちゃんがとっても良かったです。ああいう器の大きな人に憧れる。自分が子供の頃にして欲しかった事をしてあげる主人公にも。3人で家族になるといいですね! -
小学校の屋上に行くといつもいる「かなえちゃん」。
ささいなきっかけからクラスで孤立してしまった春菜は、かなえに会うために屋上に足をはこぶ。
「かなえちゃん」は自分のことがわからないという。
春菜は叔父さん(ニート)に相談にのってもらい、かなえの正体をつきとめようとする。
途中でユーレイものと気づいたけれど、春菜の性格もあって全然怖くないです。あっけらかんと陽気な、でも優しい子。
かなえちゃんの正体もラストも予想外でした(笑)
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で。同時収録の「きずのあと」がすっごいよかった~。
主人公が自分と近い歳ってのもあるし、小さいころに心に負ったちいさな傷についてのお話でもあるし、傷を負った子どもとどう向き合っていくかという話でもある。
ケンカのくだりは本当によかった。
間違ったことや悪いことをしない子どもなんていないけど、それに大人がどう向き合うべきか。本当に難しいけれど、ここで主人公が言った言葉がすべてだと思った。 -
久しぶりに、漫画に横っ面を吹っ飛ばされた
やっぱり、私、瀬川藤子先生の漫画、大好物の一つだ、そう自信を持って言えちゃうわ
自分でも上手く説明できないんだけど、漫画そのものが感動とか共感、そう言うものをひっくるめたパワー? を持ってると思っているんですが、この『屋上の君』はそれが他のと比べると、格段に高い気がするんですよね
温かみのある素朴で優しい画がそれを生み出しているのか、もしくは、読み手をストレートに叱咤激励してくれるストーリーが理由なのか、または、飾らない熱の籠もった愛ある台詞が心の芯を震動させるのか受け取る側の私の能力値が低い所為で、ハッキリさせられないんですが、ともかく、トンでもなく体重の乗ったハイキックを繰り出してきて、読み手をKOしようとしてきます
この漫画が凄いー少女漫画部門―で上位に入って欲しい、仮に私が選べる立場なら迷わない作品です
漫画読みに、「この漫画に出逢えて良かった」と思わせてくれる漫画は、実際にはホント少ないから、ただただ嬉しい、瀬川藤子先生が漫画を描いてくれている事が -
どうかな~。
VIVOほどインパクトはないし、神様みたいにほんわり優しくもない。
でもそこに「もしかして、あるんじゃないかなぁ」って思えてしまうような日常があって、う~ん、って考えさせられる。
綺麗にまとまってるし、素敵なストーリーなんだけれど、う~ん。 -
こどもうまいなー。