僕はビートルズ(10)<完> (モーニング KC)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063871029

作品紹介・あらすじ

遂に完結!『僕はビートルズ』最終巻は2012年4月23日発売予定。第9巻も同時発売です。

感想・レビュー・書評

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  • コミックの特徴を逆手に取った快作!読んだ全ての方に、鳴ったのはビートルズのソレだと思う。ソレでこの作品は成立しちゃうと思う!ビートルズのコピーバンドの音でなく…!

  • 過去に戻ってビートルズの楽曲を自分が発表できたらというifもの。
    最後には力技でどうにか元の鞘に納めたが、どうにも力技が過ぎる。
    なんで過去に行ってしまったのかとか、結局戻れなかったのかとかさまざまな謎は投げっぱなし。
    最後の最後のあのオチだけを決めて描ききったのだろう。
    話に無理があり、納得感が薄かった。

  • マコト、ショウ、レイ、コンタ。
    4人が今、本当にこの時代を生きているような気がする。
    彼らがビートルズに憧れたように、私もTHE FAB4の4人に会いたい。

  • ビートルズのコピーバンドがタイムスリップした先は、ビートルズのデビュー前夜だった。出来心か魔が差したのか、彼らの曲を自作と偽った主人公達の運命は。そして本物のビートルズはー。

    とにもかくにも、原作者のビートルズ愛がひしひし伝わってくる作品。かわぐちかいじという絶妙な伴侶を得て、先が見えないドキドキの展開にどっぷり引き込まれます。

    やっている事はぶっちゃけ「盗作」なのですが、嫌悪感よりもワクワク感が上回ってしまう、実に不思議なストーリーです。話の根幹がしっかりしていて、ある意味真っ直ぐな作風が上手く作用しているのでしょう。

    読み応え充分、目の離せない大人の冒険潭でした。

  • 怒涛の勢いで読んでしまいました。
    話の構成の仕方がうまいのか本当にとまらない。
    大団円。
    少し、まっとうすぎて物足りない気がしたけれど全体的にはとても面白かった。

    コピーは本物を越えられるのか。
    そして、才能はコピーできるのか。

    考えさせられました。
    本物の持つ輝きの前で一瞬に吹き飛ばされるファブフォー。
    それがちょっと残念でした。

  • ビートルズにはなれない。

  •  かなり無理のある展開をしていたから、どういうふうに終わるのかなと思っていたのだけど、まあある意味思った通りというか、無理のあるところを無理矢理ごり押しして結末を着けたという印象。論理的に考えれば、頭の中にたくさんの?が生まれてしまう。だって、おかしいでしょ、タイムスリップものの基本を無視しているし。

     じゃあダメなのかというとまったく正反対で、とてもさわやかですてきなラストだった。論理的なつじつまの安房なさが気にならないくらい、ビートルズに対するリスペクトが感じられる。また、登場人物たちに対する愛情がぐっと伝わってきて、気持ちよく読み終えることができた。特に最後の1ページがとってもすてきで、改めて最初から読み直したくなる。

     あっという間に読み終わってしまう10巻ものだけど、読んでみてよかったなと思った作品。ビートルズが好きな人には是非読んでほしいと思う。

  • 最後はビートルズに曲を返して歴史は元通りになりましたと言う展開。

  • 1〜10巻を一気に読みました。

    ビートルズを愛してやまないコピーバンドの4人が、何故かビートルズがデビューする直前の日本にタイムスリップしてしまうところから始まる物語。

    この物語、原作はかわぐちかいじ先生ではないけれど、なんだか「ジパング」に似てますよね。歴史を変えないように生きるのか、新しい歴史を作るのか…そんな部分でハラハラしながら読みました。

    でも、10巻まで読み終わってみれば、この物語は歴史が云々が重要なのではなくて、「やっぱりビートルズはカッコよくてスゴい」ということが言いたい物語だったのかな。ロンドンでのビートルズの演奏の回は、音がない白黒の紙面だけのコミックスなのに、その演奏に圧倒されて涙ぐむ自分が想像できましたもの。かわぐち先生の絵が、その感動にリアリズムを与えてくれていて、なんだか本当に若いころのビートルズを自分の目で見ることができたような気がしました。


    (以降、多少ネタバレ)

    細かいツッコミどころはあったけどね。FAB4として出してしまった曲は、ビートルズはきっとレコーディングしないだろうから、歴史のつじつまあわせで「213曲」になったとしても、私が聴いたことがない曲はあの1曲だけではないんだろうな。ちょっと聴いてみたいなぁ…なんて思ったりして(笑)。

    なんにせよ、面白かった。

  • ロンドンで行われたミュージックコンベンション最終日。
    トリを務める「ファブ・フォー」の出番がついに訪れる。
    英国の聴衆の前で演奏した4人は、ビートルズと一体になったかのような感覚に包まれた。
    しかし、演奏後にエプスタインから「ビートルズは再活動を始めている」という衝撃の事実を知らされる。
    コンベンションのサプライズゲストとして登場したビートルズ。
    「ファブ・フォー」の4人はついにビートルズと対峙する!

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著者プロフィール

1948年、広島県尾道市生まれ。本名は川口開治。明治大学で漫画研究会に在籍、在学中の1968年「ヤングコミック」掲載の「夜が明けたら」で漫画家デビュー。卒業後は本格的に劇画作品を執筆、竹中労とのコンビでは本作のほか、「博徒ブーゲンビリア」などを描く。「ハード&ルーズ」で人気を得、87年「アクター」、90年「沈黙の艦隊」、2002年「ジパング」で講談社漫画賞を3回受賞、2006年には「太陽の黙示録」で小学館漫画賞と文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受けるなど、五十年余にわたって第一線で活躍する。他の代表作に「イーグル」「僕はビートルズ」「空母いぶき」など。

「2023年 『黒旗水滸伝 大正地獄篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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