ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.23
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本棚登録 : 874
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063879131

作品紹介・あらすじ

フィリッポス王率いるマケドニア軍のギリシア遠征に従軍したエウメネス。軍はアテネの将軍フォーキオンによって撃退され、マケドニアに帰還する。エウメネスは元老アンティパトロスの命でフォーキオンへ工作活動をするべくアテネに少人数で潜入、そこで思わぬ人物と再会する!

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり名作。ここでカロンが再登場とは驚いた。まさに歴史マンガなわけだけど10年も過ぎれば今金持ちの人間が金持ちでなくなってるし、今生活に困窮しているものが金持ちになるには充分な時間であるということは歴史が教えてくれている。災いはいつ降り掛かってくるかわからないしチャンスが何時巡ってくるかもわからない。リスクヘッジは両方の意味で必要不可欠であることは現代も同じだ。
    今回はカロンとヘカタイオスが対象的に描かれていたと思う。立場上のことで振る舞いに気をつけるべきではあってもやはり意識の上では万人が同じ人間として対等であるべきだ。バルバロイだからとか、年下だからとかは関係ない。エウメネスの言動や態度を上から目線だと感じるのは、ヘカタイオス自信の考え方に問題があるように思う。災いはいつ降ってかかるかわからない。その備えとしていつも謙虚でいるよう心がけることは本当に大切なことだ。今の上司が昔の部下であっても、その逆であっても然り。謙虚な気持ちは美徳であると同時にリスクヘッジと言ってもいいかもしれない。言葉や行動を改めるよりも思考や態度を改めることが時間はかかるかもしれないが最も近道なのだろう。

  • 盾と槍…最近そんなのばっか読んでる気がする。
    久々の新刊、堪能いたしました。エウメネスがいい男すぎて癒されます。

  • 大国との戦い
    駆け引き

  • 自分と異なる世界に対しての十把一絡げが「決めつけ」や「偏見」を生み_延いては戦の元となる 贈賄用の品々 今は自由の軽さと重さ存分に味わっております 斜線陣本家本元の我等だからこそ!その弱点をもより深く知るのだ!

  • 4〜9読了
    予備知識がなさすぎて難しい
    けど、戦争とかになってきたほうがある意味分かりやすい
    後でどう絡むのか分からないエピソードも多く、なかなか難解
    アレクサンドロスの二重人格などはどうきいてくるのだろう

    カロンと再会
    マケドニア、アテネとの戦い

  • エウメネスとフォーキオンのやり取りが面白い。いや、それよりもメランティオスだなー。実はあの彼…だった!そしてエウメネスの両親の謎が!?
    アテネと強国テーベ軍に対し、マケドニアはどう戦うのだろう。

  • コミック

  • 2015-5-23

  • 全体の構想が確実にイメージできているのでしょうね。悠々として、はやることのない筆の運びです。いよいよ次巻は、カイロネイアの戦いですね。要所要所に地図や陣形を描いてくれるので、本当にいい勉強になります。

  • 将棋!
    そして再会!

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著者プロフィール

1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。

「2004年 『雪の峠・剣の舞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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