煉獄のカルマ(5) (講談社コミックス)

著者 : 春場ねぎ 廣瀬俊

• 講談社 (2015年10月16日発売)

作品紹介・あらすじ

「アンタは自分が天国へ行く程の穢れのない善人だと思うか？」　壮絶なイジメに耐えかね自殺した高校生・七瀬 誠は、現世と地獄の狭間、「煉獄」で自殺の業（カルマ）を負うことになる！　死んでなお、人の世の苦しみからは逃れられない‥‥。

死を決意し集団自殺に加わった春川たま子だが、彼女は6人もの人間に自殺を決意させておきながら、ただ１人生き残ってしまう…。その業を償うため、彼女は死んだ6人の魂を１人ずつ救っていく。一方、二度目の生を手にした彼女は、“アイドルになる”という夢を叶えるため、再び過酷な現実へ立ち向かう！　CASE2:集団自殺編、ついにクライマックス！！　番外編「CASE0」収録の最終巻！

感想・レビュー・書評

[あんコさんの感想 · 2016年1月6日]

アイドルのオーデション最終選考に残ったたま子。
屋良かすみを成仏させたあと
『なんでも持ってる人に、全てを捨てた私が負けるわけない!』とファンの前で最終決戦に挑む。
自ら笑わなければ好かれなかったブスの経験値の差で勝利!!
そして最後、集団自殺サークルの首謀者ハットリの成仏が……。
TV番組の本番中に自分の想いを告げるたま子、
全てを告白して……高校編・七瀬誠に繋がる。

最後綺麗にまとまってビックリw(*ﾟoﾟ*)w　
①～⑤巻まで一気に読んだ方が面白い。
番外編「CASE0」を読むとこの話の繋がりがよく分かる。

[yuu00uuiさんの感想 · 2015年12月11日]

思っていたよりもいいラストを迎えたな、という感じ。
高校生編、集団自殺編、という分け方をしていたので、もういくつか◯◯編があるのかと思っていたけど、生死問わず自殺の罪を償うところが煉獄であるというまとめにするための２編だったのか、と納得。
いっそ死者編、生者編とかにすれば分かりやすくてよかったのに、なんて思いますがそれだと分かりやす過ぎてだめなのかしら。

高校生編のキーウーマン２人が再登場してびっくりでした。
そして最後に時系列がどうなっていたのか判明してなるほど！となりました。
おさげちゃん(名前忘れたごめん)はずっと闇抱えて生きてたのね…そして高校生編ラストに繋がるのね……。
てか、誠と霧咲さんあれからお付き合いしてたのね、まぁそうなるかな、と思ったけどっ

高校生編ラストで誠が再び自殺したっぽくなっていたので、「おいおいおいおいあんな生きる！って感じになって頑張ってたのに、おさげちゃんの言葉で文字通り死ぬほど落ち込んだのかよ？？決意はどうした？？メンタル豆腐か？？？」ってなりましたが誤解だったみたいです。
あの時はごめんな誠。
そしてあそこで読むのやめないで最後まで読んでよかった…！
たま子も誠助けたのナイスだった。

それにしてもたま子お前が首謀者か〜いってなったよね。
「この子そんなつもりなかったのにみんなに自殺決意させて煉獄行きになってなんかどんまいだなぁ…」って思ってたけどそんなことなかったね。そりゃ煉獄でみんな救わなきゃならなくなるよね。
でも罪償っていいことあったみたいで何より。
幸せにおなり。

[やおさんの感想 · 2015年10月29日]

"「自殺する気じゃなかったんですか!？」
「もちろんです 彼女も夢を諦めてないし
こんなところで立ち止まってなんかいられない…
僕は 生きるよ」"

完結。

[lovemusic718さんの感想 · 2015年10月18日]

全5巻読了。
たま子のアイドル編は、ブスは愛嬌があれば美人に勝てるよってことが言いたいのかと思った・・・。
たま子よりも霧咲さんのほうが顔だけではなくアイドルに向いていると思うので、体力勝負みたいになっているところが少し残念だった。
たま子が救った6人が生きているということもわかりやすく描いて欲しかった。
ケース0の「もっと命を愛してくれよ！」ということが言いたかったんだな、と思った。