テアトル最終回 (サイコミ)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065092286

感想・レビュー・書評

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  • 様々なストーリーからなるショートコメディーの最終回だけを描くというドリヤス工場、久々のオリジナル作品。

    アイデアは良いのだけれど、毎回ユルユルでモヤッとした展開と終わり方や「キャラクターを各回ごとに新しく設定するのは読者側も馴染めないと思い常連のキャラが小劇場のコントっぽく役割を演じる形式」(あとがきより)にしたという作者の配慮が逆にマイナスとなってどれも同じ様にしか見えない。(作者の同人誌を読んだ事のある方ならそれを強く感じるかも知れない)

    そして、最初の単行本「あやかし古書庫と少女の魅宝」では珍しさを感じた水木しげる大先生風の画風も既に「あやかし~」を含め5冊も単行本が出版され、その中でも「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む」が大ヒットとなりそれなりに知名度も上がった今では水木しげる大先生風の絵に意外性や新鮮味を感じないのだ。(その為かどうかは分からないが結局連載は打ち切りという結果になってしまった)

    だからと言って今更、画風を変えるというのも無理だろうし。
    そもそも、水木しげる大先生風の絵というのがドリヤス工場の特徴なわけだから………

    今は「○○すぎる文学作品」シリーズが好評を得ているがそれもいつ飽きられるか分からない。
    そう考えるとこの作品がその前兆とも思えなくもないのだけど…………

    今後も水木しげる大先生風の絵で描くのなら例えば、キャラクターは今のままで背景やメカ、小道具等はリアルに描く、貸本時代風のキャラクターを描くといった新たな工夫というか手法を取り入れてみてもいいのではないのだろうか?

    作者にとっては今が正念場という所なのかも知れない。(商業誌において)

    評価は本当なら星3なのだけどこれからの商業誌での活躍に期待を込めて星4で。

  • 毎回4ページ構成。
    1.あらすじ。
    2.3.導入にして最終回。
    4.ひねり。
    トイレ本にぴったりだった。

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