1122(2) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
3.92
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本棚登録 : 280
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065104507

作品紹介・あらすじ

仲良し30代夫婦、いちことおとや。セックスレスの二人が選んだのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。恋に浮かれる夫を見ながら、いちこの心はざわめき「凪」だった性欲に変化が起き始める。これは夫へのムカつきか嫉妬か欲求不満か――。一方、夫の“恋人”美月は間違っていると知りながら恋の深みにはまっていく。“夫婦”を継続するために必要なものは? 渡辺ペコが「結婚の嘘と真実」を鋭く描く、各メディア大注目の意欲作!

感想・レビュー・書評

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  • いやいや…より状況は地獄へ…。
    でも、じゃあ結局どうすりゃいいわけ?って本当に考えさせられる。
    みんながみんな追いつめられて唯一歩ける道をよろよろ歩いてる感じ。
    次巻、読むのが恐ろしい。

  • 7話
    おとやんゼミの忘年会の巻。「仕事に情熱ないのに年齢とか男女とか関係ないだろ」ってキリってするおとやんすてき。おとやんでも理不尽なこと言われたらちゃんと怒るんだな。美月さんところは、美月さんに気持ちが全くないんだな。家庭を顧みないダンナはそうなるよなー。
    帰ってきていちこに俺の良さもっと教えてって言うおとや。いいとこどんどん出てくるいちこ。おとやんさっきあんた寂しい時は美月の声聞きたくなるっていってたじゃんもう。そんで高まっちゃう2人。誘うおとやんにしびれるけどあんたこの間それはそれは切なそうな顔で、確かに美月を思い出して「へるよ」って言ったじゃないあれどうなった。まぁ出来なかったけど。いちこが「カノジョとはできるんだよね」って、そりゃ言っちゃうよね。。。

    8話
    美月に公認不倫であることを話すおとや。怒る美月。そりゃ怒るわ。好きで好きでたまらないおとやの嫁が余裕に感じちゃうよね。普通の不倫する男なら面倒になってもういいやって思いそうだけど、「好きです」ってメールするおとや。謝るおとや。すぐ謝れるのもはや才能だな。美月はちゃんと自分がサイアクってわかってるけど抜けられない。私は不倫絶対なし派だけど、美月嫌いになれないなー。結婚して子ども出来てからじゃないと見えない世界もあるんだなと思った。
    そして同級生を誘ういちこ。この作者さんの言葉の選び方が好き。

    9話
    美月のダンナがもうほんと昭和だな。労らなければ労ってもらえないんだよ?
    あれなんか9話短かった?

    10話
    泣きながら電話してくる美月。せつな顔で「俺も会えるの楽しみにしてる」って言うおとや。物分かりのいい妻に「なりたくないのだけどそんなものには」と思ういちこ。もうのっけから私の感情が落ち着かない。
    そして意外すぎる!美月のダンナ子どもの世話引き受けて美月外出させてあげるんだ!?美月のダンナは嫌いだけど、「いつもありがとう」ってメールに添えたとこや、眠るヒロくんを見つめる表情や、寝顔に触ろうとするところにはやっぱり愛情は感じちゃうなぁ。
    いちこはと言えば、友達に女性向け風俗の話を聞いて検索して予約をクリック。したのか?

    11話
    斧持ったインナーいちこが問いかける三択、どれが正解なのかな。
    美月が部屋に来た時のおとやの顔ったら。考えてるおとやの顔たまらんけどな。そんで寝ながら何故かいちこと出会った頃を思い出してるおとや。なんか感じたんだろうな。察知したんだろうな。そしてうんうんわかるよ、あんなん惚れちゃうわさ。発光してんだもん。そしていちこも同じ時を思い出してる。私もシビれた。いちこもっとおとやん大事にしとけよ。「思えば遠くに来たもんだ」ってフレーズ、私すごく好き。

    12話
    そしてなんの迷いもなく予約するいちこ。相原さんの目が鮎原さんになってます。最高。
    おとやのおかあさんの「今生きてる人の人生が大事」って言葉、沁みるなぁ。いいお姑さんだな。いちこほんとおまえ。。。
    そしていちこの「これから」をもんもんと考えるおとや。
    いつか補正ズミのいちこが言ってた「夫も妻もそうなったら 私たちが夫婦でいるのはなんのため?」ってほんそれ。

    つか、表紙のいちこのパジャマ掴んでるの誰?

  • 相変わらず、夫婦についていろいろと考えさせる話。

    おとやんの不倫に対抗!?して、浮気や風俗を検討するいちこ。
    美月の夫もただのモラハラではないような……。
    男尊女卑っていうか、役割への思い込み?

  • 2巻!!怒涛の展開だった。
    いちこもついに公認不倫というか風俗に走りそうになってるし。

    おとやんと美月はさらに絆を深めてる。
    美月の夫もなんとなく美月のことを疑ってる感じもあるし。

    でもおとやんは、いちこに女を感じてちょっと寂しいような気持ちも抱えていてやっぱりいちこのことも好きなんだなと思ったし。

    とにかく関係が複雑だな。何が正解なのかわからなくなってくるな。

  • なんだかんだ言いつつ読んでしまいますねぇ…今回も女性の内面に沿った…内容になっているのではないでしょうか??

    この作者さんの漫画、男性は手に取るんでしょうかねぇ…。

    僕は「にこたま」だったっけな、あれも全部読んだのでこれも手に取ってみた次第なんですけれども…しかし、この主人公夫婦…今後はまだまだ困難が続きそうです…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 待ってました!
    の2巻目。
    ツタヤで見かけたが
    運悪くレンタル中。
    その後何度か通いましたよ~

    個人的に思うに
    「公認不倫」とか
    女性の風俗(女性に限らず男性も)通いとか
    もう夫婦関係は破綻してると思う。
    レスでも仲良い夫婦とか
    訳あってセックス出来ない夫婦とか
    あると思いうけど
    特別な場合を除いて
    「公認」やセックスの外注は
    男女の関係維持を困難にすると思う

    なぜか?
    好きな人が自分以外の人と
    セックスしてることに耐えられる
    わけないじゃん。
    そう思うから
    ------------------
    P176
    「自分たちの老後のために
    子供産むとか
    そういう無責任なことは
    やんないよ」

    息子夫婦が満足して
    幸せに暮らしていたら
    充分だと思うわ
    わたし」
    家なんて終わるときは
    終わるんだし
    亡くなった人や
    まだ見ぬ人より
    今生きてる人の
    人生が大切よ」
    夫を亡くしてよくわかったの」
    ------------------
    P42
    「わたしは
    わたしたちのことを
    二人だけの秘密だと思って
    大事にしてきたの」

    不倫とはそういうものなんだと思う。
    印象に残る言葉だ

  • 偶然見つけて2巻まで読了。
    忘れたくないので、登録。

    いちこちゃんとおとやん夫婦。
    相棒、家族、理解者、パートナー。
    でも恋愛感は少しご無沙汰な夫婦。
    おとやんはお外で恋をしている。
    いちこちゃん公認。
    性欲は凪だといういちこちゃんには、
    お外で恋愛してもらうのも全然OKだった
    はずだけど………。

    なんだか歪んだ不倫話に聞こえるけれど、
    読み始めるとそんなことなくて。
    恋愛を越えて、家族として信頼関係があれば、
    おうちの中に面倒な恋はいらない?
    それもアリなのかもしれないけど、あぁやっぱり
    そうじゃないこともあるよなぁと考えさせられたり。
    ちゃんとなんだかんだで繋がっている2人を見ると、
    なんだかハラハラする場面もあるけど、
    ドロドロ感と歪んだ感はなくて、なんかいいのです。

    結婚して1年が過ぎて、
    関係はもちろん少しずつ変わって、
    ひどく変わっていく人の話も聞いたりして、
    それでもなんとなく1122を読みながら、
    あぁ2人のペースでやってけばいいんだな、なんて。

  • 仲良しだけど、セックスレスの30代夫婦、一子とおとや。
    2人が選んだのは公認不倫でおとやは実践!!
    おとやは不倫相手の美月に恋してて今が楽しい状態。
    相手の美月も家庭の問題で心身ともに疲れてて
    おとやとの逢瀬に心ときめかせてるしで
    割り切ってるとは言えズブズブのめり込みそうな2人。
    一子はそんなおとやが内心面白くない、
    夜の御誘いをしたものの失敗、
    悩んだ一子が下した決断に驚き!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

    表向き仲のよい夫婦なんだけど…何かが違う。
    この状態は一子が言い出しっぺだからなぁ、
    自業自得のような気がするけど…(-ω-;)ウーン

    なんとも言えない漫画でこの先、この夫婦がどうなるのか気になる

  • 読了。買いたくない本であったが、買ってしまった。専業主婦の美月さんが浮気しているのは、昔であれば許せんとおもったが、最近は、人それぞれ、その立場になれば、選択枝もなく、そうなるのかなと思えるぐらい、おっさんになった。

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著者プロフィール

北海道出身。
2004年「ヤングユー」から『透明少女』でデビュー。その後「コーラス」や「エロティクス・エフ」など女性コミック誌を中心に連載。代表作に『東京膜』『ラウンダバウト』など。
今作が青年誌初連載!

「2013年 『にこたま(5) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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