星野、目をつぶって。(10) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 124
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065112441

作品紹介・あらすじ

俺は、彼女に、メイクをすることになった──。小早川はクラスの日陰者。休み時間は寝たフリ…。クラスメイトには名前も憶えられてない…。だが、ある夕暮れ、小早川はクラスの人気者・星野海咲の誰も知らない素顔を知ってしまう! そして、その日その時こそ、小早川の、星野の秘密を守る波乱の日々の幕開けだった! 秘密を抱えた少女×退屈に生きる少年──二人が紡ぐ“日常革命系ボーイ・ミーツ・ガール”!!

クラスの日陰者・小早川と人気のギャル・星野は恋人同士になっていた。一方、いじめの加害者・被害者だった加納と松方は、漫画制作を通して奇妙な友情関係を築いていた。その二つのささやかな人間関係は、安定しているようにみえた。だが──。「青春」は時に鋭く皮膚を裂く。

感想・レビュー・書評

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  • 松方と加納の言葉に表しにくい歪な関係が続く第十巻は加納がメイクを辞めすっぴんにした事やその人柄で人気者になっていく描写で始まる。一生懸命にマンガを学び手伝おうとする加納の姿勢から、松方が加納を拒むのは間違いなのでは?と読者に思わせてしまう。しかし、加納へのイジメが始まり松方の啖呵が切られることで松方が何故加納を受け入れなかったのかが判り、いつかの二人の関係と逆転した構図になる構成は面白い。
    凹む加納に向かって「ざまぁみろ!!!」と叫ぶ松方の言葉は嫌味でも復讐でもなく、再び加納を立ち上がらせるものである事が充分に伝わって来る。更にはいじめっ子に逆襲する松方の姿には小早川の姿がダブってしまってちょっと感動してしまった。

    一方恋仲なんだけど進展のない小早川と星野の関係。なるほど、前巻ではイマイチ登場した理由が判らなかった小宮は二人の仲をかき回す為に小早川と理解し合うこと無く終わっていたのか
    小宮以外だったら小早川の元々の性質や星野のメイクを手伝っている微妙な関係性を理解しているから小宮みたいにあそこまで踏み込んだ発言はしてくれないだろうね。小宮であればぼっちキャラと思われた小早川の下にあれだけの人が集まる様子を見てしまったのなら星野が小早川の足を引っ張っていると思ってしまうのも仕方ない
    しかし、その踏み込んだ発言は星野の本質を突いてしまう為に重大な影響を齎してしまう。星野がすっぴん晒して教室に踏み込んだシーンはキツイ……

    星野の逃走とマンガの持ち込みにより舞台を東京に移すことになった本作。弓削先生再びの登場は小早川と星野にどのような影響を与えるのだろうか?

  • 松方と狩野の関係が徐々に良くなってきている…!
    松方は性格と見た目のギャップがひどいものの素っぽくて面白い。
    そしてとうとう星野がすっぴんの自分と向き合う話へ突入。
    山場で、この展開が落ち着いたら星つぶは終わってしまうんじゃないかと不安…。

  • 展開が荒っぽくなってきたな〜?

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