K2 池袋署刑事課 神崎・黒木 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.56
  • (9)
  • (23)
  • (24)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 321
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065130896

作品紹介・あらすじ

池袋が大変だ。猿が逃げ、警察官が人を投げ、他の女と浮気をしそうになると犯人が現れる。謎が謎を呼ぶ事件のそばには、いつも神崎と黒木がいる。頁をめくるたび現れる興奮と感動。最終話で、神崎は究極の二択に直面する。擁護か、決別か。黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは――江戸川乱歩賞作家による黄金コンビの狂想曲!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • よくある刑事物だけどキャラクターが個性的で面白いですね。
    TVドラマの方は見たことないので見てみたいですね。
    小説の良さが出てるのかな。

  • おもろい

  • 横関大の連作ミステリ短篇作品集『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』を読みました。
    横関大の作品は『ルパンの娘』以来なので約2年振りですね。

    -----story-------------
    池袋が大変だ。
    猿が逃げ、警察官が人を投げ、他の女と浮気をしそうになると犯人が現れる。
    謎が謎を呼ぶ事件のそばには、いつも神崎と黒木がいる。
    頁をめくるたび現れる興奮と感動。
    最終話で、神崎は究極の二択に直面する。
    擁護か、決別か。
    黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは――江戸川乱歩賞作家による黄金コンビの狂想曲!
    -----------------------

    講談社の『小説現代』に2010年(平成22年)から2014年(平成24年)の掲載された短篇6編と、書き下ろし短篇1編が収録されており、2014年(平成24年)にシリーズの第1作として刊行された作品です。

     ■第一話 勲章
     ■第二話 失態
     ■第三話 幽霊
     ■第四話 力走
     ■第五話 遺言
     ■第六話 祝儀
     ■第七話 因縁
     ■第八話 決別

    池袋署刑事課強行犯係所属に異動してきた神崎隆一… そこには、警察学校の同期の黒木がいた、、、
    真面目な優等生の神崎と、チャラチャラしている黒木… 水と油のような二人だったが、なぜだか馬が合い、警察学校卒業後も連絡を取り合っていた。

    猿の捜索、泥酔した警察官の失態、幽霊騒動を解決し、二人はバディとしての絆を深めていく… あるとき、神崎はふと思う、、、
    なぜ黒木はいつも自分の力になってくれるのだろう? 神崎と黒木が警察学校で出会ってから10年以上、黒木は神崎に伝えていないことがあった……。

    数々の事件を解決した後に神崎が直面する究極の二択… 同期の擁護か、決別か― 
    黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは… すべてがつながる感動と興奮のラストまで、一気読み必至!

    読み進むにつれて、徐々に黒木というキャラの人間性や良さがわかってきて、どんどん感情移入しちゃいましたね… 面白かったです、、、

    黒木のマンションに出る幽霊の探索から始まり、マンションの前の住人が自殺した真相を神崎が解いたかと思うと、実は殺人事件で、その真相を黒木が解き明かす『幽霊』、

    警察学校での神崎、黒木、富田が出会い、友情を育む展開が印象深い『力走』、

    黒木が神崎に贈った結婚の祝儀は女ではなく、手柄だった『祝儀』、

    そして、黒木が刑事を志す原因となった事件、その関係者を護り続けた理由、神崎の父親との関係… 黒木の秘密が明らかになる『因縁』から『決別』への展開、

    この辺りが印象に残りましたね… この二人は、以前読んだ『チェインギャングは忘れない』に脇役として登場していたようなんですが、記憶にないんですよねー

  • ドラマのノベライズのようでした。
    読みやすいと思います。
    ただ個人的に、黒木さんの人の巻き込み方が私には合わないようで、彼の魅力がわかりませんでした。

  • ドラマ版とはだいぶ設定が違う?
    でも同期(で悪友?)の二人も面白かった。
    黒木が辞めさせられるような警察組織なら
    本当に救いがなかったところだった。

  • ミステリーまでミステリーしていなく、ポンポンと事件解決していく、刑事バディ物。次作の為のイントロデュース的物語達。

  • 2021/6/10 読了

    1話完結型。
    テンポよくサクサクと読めた。
    意外なところで二人が繋がっている。

  • 面白かったーー。
    ドラマは、原作とはずいぶん設定が変わっていてびっくり。
    2人の性格の違う刑事のバディものってとこしかあってないけど、どっちも面白くて満足。
    原作の事件は、はっきり決着を描かない物もあって、読者の想像にまかせる感じもいい。
    あの、机の花の件、富田の推理は当たっているのか否か。
    当たってても驚かないなw
    黒木って、軽いけど人を大事にしているね。
    彩乃も秋絵も彼に救われている。
    続編で黒木と神崎のコンビをまた見られるのが楽しみ。

  • ドラマをきっかけに購入。もう少しクセのあるキャラクターなのかと思ったら、お互いを助け合うバディだった。立てこもり犯の回は小説ならではのトリックで面白かった。

  • ドラマきっかけで読み始め。設定がかなり変わっているというのを知って読んだので、別物として楽しんだわけだけど、小説→ドラマという流れで観た原作ファンはどう思っているんだろう……笑
    ドラマの黒木はかっこいい+切れ者+かわいい、ちょっとお茶目寄りなキャラだけど、原作のほうはより大人っぽくて、落ち着きがある感じでどちらも素敵。
    神崎は、だいぶ変わってる。真面目なとこは一緒だけど、堅物度がちがうかな。黒木との対照がなければキャラが立たない気がする。笑 あと、やっぱり昔なじみだからか、黒木のやることをまあまあ見逃してあげてるところがある。

    立てこもり事件の話は構成も凝っていて、予想がつくとはいえ、面白かった。

    ドラマのほうが今後どうなるかも期待です。

全25件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『ルパンの娘』『ピエロがいる街』『沈黙のエール』『チェインギャングは忘れない』『スマイルメイカー』『グッバイ・ヒーロー』『炎上チャンピオン』『仮面の君に告ぐ』『いのちの人形』などがある。

「2023年 『ゴースト・ポリス・ストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

横関大の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×