ノラと雑草(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065136089

作品紹介・あらすじ

貧困、虐待、JKビジネス。国内外から注目を集める最旬作家・真造圭伍が、この国に生きる少女の今リアルを見つめる衝撃の最新作!/刑事・山田はJKリフレのガサ入れ現場で、亡くした娘にどこか似た少女・詩織に出会う。母親からの虐待で家出を繰り返す詩織に迫る危険。山田は、少女を救うことができるのか。 希望を知らない家出少女と、希望を失くした中年刑事。 二人の出会いが、絶望を溶かしてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 娘を亡くしたオジサン刑事と家出少女の話。

    親のネグレクトや虐待、子供の非行や売春は本当に”家族や本人の問題”なのか、それとも社会問題なのか。家族の問題と言うには自助の範囲を逸脱してるし、かといって社会問題として括ってしまうには、あまりにもパーソナルな領域に踏み込まざるを得ない。
    家族の問題と社会問題との狭間でゆれる刑事さんが見ていて辛い。家出少女も見ていて辛い。ただ、胸糞とも違う悲哀が込められている。

    あと巻末の健康そうなコスプレは不要。まあそのうちドラマ化の餌食になりそうな話ではあるから芸能事務所が唾つけてるのかな。

  • JKリフレで捕まった女の子と、刑事がつながって……。ひりひりする。

  • なんとまあお勉強をそのまんま出しましたというような漫画。絵は好きだけど。

  • 娘をなくして枯れた刑事と、DV受けてる家出JKの……二人の癒やしと再生の物語になることを祈る。少女がほんとうに可愛いです。口調のリアルさとか、ちょっとすごい。
    それとカバー裏の写真にちょっと感動してしまった。
    *
    『PとJK』が脳裏にちらついたけどたぶん全然違うやつ。

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著者プロフィール

1987年、石川県生まれ。「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に投稿ののち、大学3年時にデビュー。
初連載作『森山中教習所』は映画化され話題となり、『ぼくらのフンカ祭』外部リンクは第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。
その他、代表作に『みどりの星』『トーキョーエイリアンブラザーズ』などがある。新連載『ノラと雑草』で月刊「モーニング・ツー」初連載。

「2020年 『ノラと雑草(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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