マンガ『島耕作』に学ぶ 人生に効く「切り返し」術

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065138311

作品紹介・あらすじ

コミュニケーションは、「切り返し」できている。

心理学の三大巨匠の一人、アルフレッド・アドラーは、こんな言葉を残しています。
「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」

確かに私たちは、日々の対人関係に一喜一憂し、
そこで起こる問題に振り回されているのが現状です。

おそらく世の中には、コミュニケーションに悩みがない人なんていないはず……。

しかし、マンガの中には「対人関係の達人」がいます。
それが、島耕作。
彼はすごく頭がいいわけでも、仕事が抜群にできるわけでもありません。

ただ、若い頃から、

「うまい切り返し」

を使って円滑なコミュニケーションをとり、逆境を乗り越え、
入社から40年を過ぎて大企業の会長にまで登りつめました。

考えてみると、世の中は「切り返し」の連続です。

会話を切り出せるのは最初の一人だけで、
そこからは「切り返し」でできています。

また、仕事で主導権を握れる人はまさしく一握りで、
多くの人は起きたことへの「切り返し」を繰り返しています。

つまり、人生は自ら「切り開く」ものではなく、
うまく切り返すことで「切り開かれる」ものなのです。

この本では、そんな「切り返し」のコツを
島耕作のマンガシーンとともに紹介します。

打合せ、飲み会、雑談など、
目の前の会話でどう切り返すか。

転職、転勤、昇進など、
大きな環境・状況の変化に対して
どう切り返して乗り越えるか。

対人関係を改善し、人生の悩みを減らす、
あなたにとって最高の「切り返し」が見つかれば幸いです。(「はじめに」より)

解説 弘兼憲史(マンガ『島耕作』シリーズ作者)「人生は日々切り返しの連続」

感想・レビュー・書評

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  • 恥はかかないよりかかせない。深い

  • 島耕作の漫画が好きなら楽しめる。何回も読む本ではないかもしれない。

  • 本家の島耕作をあまり読んだことはないけど、けっこう面白くて役に立つ。

  • ※評価基準
    想定される読者ターゲットが、アウトプットする際の再現性が高そうか?のみ。
    (内容が素晴らしくても再現性が低いと感じれば1とし、
    逆に内容が微妙でも再現性が高いと感じれば5にしています)
    ※以下内容は内容をまとめたもの

    ▼ 想定される読者ターゲット
    直近コミュニケーションミスしたなと感じるサラリーマン
    ▼内容
    島耕作に学ぶ切り返し
    ▼ アウトプットする際の再現性
    ・課題
    ①相手のココロを動かせない
    ②成果をあげれない
    ③仲間を巻きこめない
    ④トラブルを乗り越えれない
    ⑤立場にとらわれた
    ⑥人生が豊かでない
    ・解決
    ①正しい人より優しい人
    ②自慢は敵、他漫は無敵。
    ③新人の仕事は新鮮な質問
    ④つらい時は変わる時
    ⑤立場は変わる、態度は変えない
    ⑥ユーモアにはユーモアを。
    試した数だけ好きが生まれる。
    ・事例
    ①ストーカーにつきまとわれた部下とホテルに。俺はソファで寝る。ソファでいい。でなくソファがよいと言う気遣い。
    ②妻がミス松原だったと自慢。話し先はミスユニバース。ミスユニバースは黙って聞いていた。
    ③経団連の会長になると良い事があるのか?
    ④耐えるより変わる。
    ⑤先輩が部下になったら、たまたま職制上なっただけ。変わらず頼りにしてます。
    ⑥宿敵になるだろう島さんです。
    と紹介されたら宿敵の島です、と。
    フィリピン転勤時は現地の食事を楽しむ。

  • 島耕作の漫画自体は読んだことはなかったが、この本を読んで島耕作の魅力をものすごく感じた。

    可愛さ、素直さ、優しさ、柔軟さ、
    ユーモア、行動力、決断力、分析力、謙虚さ、
    少し抜けてる人間らしさ。

    人の悪口は言わない、噂話は信じない、許せないことには毅然と意見する、
    自分の専門外のことには、素直に力不足を認めて周りの力を借りる、
    そして周りの力により昇進できたことを素直に認め感謝の気持ちを忘れない、

    自分もこんなサラリーマンになれたらいいなと思った。

  • 大学生・新卒に進めたい一冊。

    漫画「島耕作」シリーズの1ページか1カットと、解説のように添えられる短めの文章で構成されています。
    パラパラと読め、非常に読みやすい。

    人生に効く切り替えし術とあるが、処世術、ひいては人との付き合い方・話術に言及した部分が多かったように感じる。
    書いてあることは悪くはないと思うが、いかんせん「漫画」という創作物、結局は主人公の都合のいい世界を「実例」としたものだけに、少し頭をかしげる部分はある。

    しかし、大学生や新卒が読むには社会のマナーやらの堅苦しい本よりかは非常にいい本ではないかと。

  • 2018/11/29

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著者プロフィール

1981年生まれ。ひらり舎。食品会社の営業、広告制作会社のコピーライターを経て出版社の編集者に。『何度も読みたい広告コピー』などの広告コピー本や、『名作アニメの風景50』、『夜空と星の物語』などの風景写真集を企画。2015年独立。『ビジネスパートナーと最強の人間関係がつくれる 島耕作の名言集: 「運」も「人」も味方につける100のコツ』『世界でいちばん素敵な夜空の教室』(三才ブックス)、『超分類! キャッチコピーの表現辞典』(誠文堂新光社)、『毎日読みたい365日の広告コピー』(ライツ社)などを手がける。

「2018年 『マンガ『島耕作』に学ぶ 人生に効く「切り返し」術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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