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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065143902
作品紹介・あらすじ
雅なる文学の華ひらく。
宮中では、清少納言『枕草子』や紫式部『源氏物語』などの文学作品が生まれる。
<監修者のことば>
平安時代と聞いて連想するのは、
遣唐使が停止されたことで日本独自の文化がはぐくまれ、仮名文字が生まれ、
女性による文学が盛んになった「国風文化」ではないでしょうか。
しかし近年はそのとらえかたが変化してきました。
朝廷のオフィシャルな場面では漢語漢文の知識が求められます。
藤原道長にしても熱心に漢籍を集めました。
和・漢いずれかひとつを選ぶのではなく、朝廷の要望に応じた外来文化の選択、
それが平安時代の特徴です。それを『源氏物語』では「やまとだましい」
(漢学の知識を日本の実情にあわせて応用する才覚)と表現しているのです。
絵巻などでも残された宮廷の世界へ、
読者のみなさんとともに分け入ってみたいと思います。
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