不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか? (ブルーバックス)

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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065144657

作品紹介・あらすじ

宇宙の外側に何があるのか? 私たちの住む宇宙の他に“別の宇宙”は存在するのか? 最先端の物理学がこの究極の問いに挑む!

感想・レビュー・書評

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  • 138億年前の過去は「470億光年先」にある? - 須藤靖|論座 - 朝日新聞社の言論サイトhttps://webronza.asahi.com/science/articles/2019012200007.html

    『不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか?』(須藤 靖):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000276020

  • 宇宙がたくさん それこそ無限に存在して 
    あらゆる全ての可能性が共存する世界
    宇宙と宇宙がブラックホールかなにかで繋がっているのなら こちらでの消滅はあちらでの誕生なのかな


    • りまのさん
      やきにくさん
      おはようございます(*^_^*)
      この本、私も気になってます。 しかし、今月は、本とCDを、買いすぎて、予算が…。考え中です。
      やきにくさん
      おはようございます(*^_^*)
      この本、私も気になってます。 しかし、今月は、本とCDを、買いすぎて、予算が…。考え中です。
      2021/03/11
    • やきにくさん
      りまのさん おはようございます
      生きていようが死んでしまおうが
      自分の体も意識も
      なにもかも宇宙の一部なら
      宇宙ってなんなんだろ
      気になりま...
      りまのさん おはようございます
      生きていようが死んでしまおうが
      自分の体も意識も
      なにもかも宇宙の一部なら
      宇宙ってなんなんだろ
      気になります
      2021/03/11
    • りまのさん
      やきにくさん
      「宇宙ってなんなんだろ
      気になります」
      その気持ちで、よろしいのでは。。。
      やきにくさん
      「宇宙ってなんなんだろ
      気になります」
      その気持ちで、よろしいのでは。。。
      2021/03/11
  • この宇宙が「不自然なほど」よくできているのはなぜ?
    その謎を解く鍵は「マルチバース(多数の宇宙)」だった!

     Q1 宇宙に果てはありますか
     Q2 宇宙には始まりがあったのですか
     Q3 宇宙はある場所が爆発して生まれたのですか
     Q4 宇宙人はいますか

    これらの問いに宇宙論研究者が本気で答えます。


    我々はどこまで世界を理解したのか?
    現代物理学は、この宇宙が絶妙なバランスの上に成り立っていることを明らかにした。
    なぜ、地球はこの場所にあるのか? なぜ、重力や電磁気力はこの強さなのか?
    我々の宇宙は唯一の存在なのか、無数の宇宙の中の1つに過ぎないのか?
    最新物理学の観測事実に基づいた「マルチバース」の理論と「人間原理」を徹底解説。


    【目次】
    第1章 この「宇宙」の外に別の「宇宙」はあるのか?
    第2章 宇宙に果てはあるのか? 宇宙に始まりはあるのか?
    第3章 我々の宇宙の外の世界
    第4章 不自然な我々の宇宙と微調整
    第5章 人間原理とマルチバース
    終 章 マルチバースを考える意味

  • 刺激的なタイトルです。放送大学の宇宙関係の講義でも講師をされていた須藤さんの著書。生真面目そうで温和な話し方が好きです。副題は「宇宙はひとつだけなのか?」で、Bluebacksで似たようなの読んだことあるなと思っていたら、村山さん著の「宇宙は本当にひとつなのか?」であることを思い出しました。

    Newtonでもおなじみのマックス・テグマークのマルチバースの解説から、宇宙に果てはあるのか?地球人以外で知的生命体はいるのか?なぜ人類はこんなにも不自然な条件(=奇跡)の星に存在しているのか?そんな素朴な疑問に答えてくれます。判断は読者に委ねるということですが、まあそうなんだろうなと思ってしまう回答です。

  • けっきょくのところ証明しえない別宇宙の存在。それを科学的、理論的に行けるところまで追究しようという本書の態度は、幽霊の探求とさえ見えてきた。
    とはいえ、すごく魅力的だったのは、レベル1マルチバースの中に無数のユニバースが内包されているのなら、マルチバースは体積が無限であるがゆえに、あるレベル1ユニバースにおいて自分とまったく同一の意識が実現しうるという可能性。
    これは言ってみれば、自分は無神論者であり、同時に生にそれほど執着があるほどではないけれども、復活の可能性であり、輪廻転生の可能性だ。
    再生しうる意識が別宇宙にも並行してあるとすれば、こんなにわくわくすることはない。死んだ後になお、何かが展開するのなら、これは大変なことだ。逆に、科学がそれを検証できない、「死んでみなければわからない」というところが、何とも小気味よい。
    あるいは、レベル1マルチバースさえ包含するレベル2マルチバースさえあるとすれば、それはもう、恍惚とさせられる。too muchなひしめく存在の中にあって消滅する肉体の意味とは。考えだすと、愉快になってくる。

  • 宇宙に関する素朴な疑問。
    Q1.宇宙に果てはありますか?
    Q2.宇宙には始まりがあったのですか?
    Q3.宇宙はある場所が爆発して生まれたのですか?
    Q4.宇宙人はいますか?
    これらに宇宙論学者の著者は答えている。そして、色々な宇宙論を紹介されている。また、この宇宙を支配している物理法則がとても不自然なことを指摘している。物理定数間に微妙なバランスが存在する。そのバランスが崩れると、例えば宇宙の創造時に重元素ができず、生物は存在しなかっただろうという。この微妙なバランスはどうして存在するのか?まだ見ぬ物理法則があるのだろうかと。

  • 物理的知識の素地のまるでない人間が、面白そうなタイトル!というだけでレーベル考えず飛びついたのが失敗のもとでした。さっぱり分からん。(哲学的思考以外)。ただ文系にみられる、経験値に基づく結論に比べ、法則に則った結論に導いてくれる分、分からないなりに腑に落ちました。物理法則と世界の関係を考察する先に拓ける、マルチバースという概念を楽しむ道案内の一冊。自然な法則に支配されると人間は存在できず、かといえば複数の異なる力があり、かつそれらの強さが不自然なほど違っている場合のみ、生命が誕生できる予想。進化し続ける宇宙への理解を、最新物理学で徹底解説してくれてます。…うう…感想も難しい。献本に感謝!

  • マルチバース。たしかにこの方が論理的に説明がつく。

  • 宇宙の果てとか始まりなどなどを、物理学の最新知見で真剣に考える本。マルチバースなど難解な概念を、こんなにわかりやすく解説できるなんてすごい!宇宙テーマは研究がどんどん進んでいるので、読むたび「へぇ〜」となりますね。
    2021年1月の読書ブログはこちら!
    https://hana-87.jp/2021/02/15/2021jan/

  • この宇宙は"不自然なほど"よくできているのは何故か、という視点を持つことで世界の見え方が変わる一冊。スケールの大きい問いかけに好奇心が刺激されまくりです。

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著者プロフィール

東京大学大学院理学系研究科教授

「2021年 『ものの大きさ 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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