透明なゆりかご(8) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 177
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065144824

作品紹介・あらすじ

1997年、看護学科の高校3年生の×華は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。子供が苦手なのに加え、中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。そして今日もまた新たな命の現場に立ち会う…。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。自分のなかで、ドラマのインパクトが大きく。またあのテンションに持っていくのは少しハードルが高かったので、読むのを躊躇していた。読んで良かった。

  • 「臍の緒」
    「子宮外妊娠」「どんな命でも、何かの使命を持って生まれてきたんだと思います」
    「無痛分娩」
    「妊婦うつ」
    「中絶後うつ」

  • 第8巻、第51話から第57話の全8話。

    第51話の臍帯の話は人よって想いがこんなに多様だと知り興味深かった。普段見ることはなくても捨てられないもので、それは母親にしかわからない特別な想いだと共感した。

    第56話、57話の陣痛への不安、無痛分娩の話はとても共感した。気絶しそうな痛みに耐えて産んだ後の感動は確かに言葉では表せないくらい尊いけど、痛みが無いにこしたことはない。12時間超の陣痛・分娩による身体のダメージがどれほど大きいことか。どんな分娩でも愛情の強弱は変わらない。同様の母親の複雑な心境は帝王切開での出産でもよく聞くが、母子の安全が第一、無事出産することがゴールであって、出産方法は選択肢の一つだということをもっと多くの人に認識してほしいと改めて思った。

    【概要】
    ①へその緒に込めた母親の想い
    ②子育てのために再婚を繰り返す母親の事情と本当の想い
    ③性感染症の危険性と女性の心と体に残す傷
    ④大学生カップルが許されない妊娠で取った過ちと中期中絶
    ⑤中期中絶後の女性が向き合う小さな命
    ⑥出産への不安で妊娠うつになった女性と無痛分娩の選択肢
    ⑦陣痛に耐える出産にこだわる姑を変えた母の愛情

  • この巻も「へその緒」「無痛分娩」などについて丁寧に紡がれるエピソードが収録されている。いろいろなケースがあることがマンガで分かる。
    多くのひとにおすすめできる。

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著者プロフィール

1979年、富山県生まれ。漫画家。『透明なゆりかこ』(講談社、既刊8巻)で第42回講談社漫画賞(少女部門)受賞。

「2020年 『父よ、あなたは…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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