ホシノカケラ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 58
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065149447

作品紹介・あらすじ

岡山県津山市出身、日本一の動員を誇るバンドのカリスマミュージシャン・香田起伸が初めて挑んだソロツアー。その舞台裏には、ライブを成功に導くため、ミリ単位の舞台設営に命を懸ける男によって下された無理難題を次々とこなしていく脇役たちのドラマがあった――。香田が抱えるソロ活動への不安、緊張の連続を乗り越えながら香田を支えるために奮闘する男たちの葛藤を描いた物語。

感想・レビュー・書評

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  • B'zの稲葉さんの従兄弟にあたる方が書いた作品。
    フィクションではあるが、ところどころ稲葉さんっぽい描写がある。
    稲葉さんの話というよりは、稲葉さんのステージを支えるスタッフたちの物語。ライブは、ミュージシャン・アーティストだけでは成り立たないとはよく聞くが、こんな苦労があるのかと度肝を抜かれるような過酷な現場の様子がリアルに描かれる。
    ライブの見方が変わりそうだなと思った。夏のツアーは、そんな視点も携えつつ参戦したい。

  • この小説の元になってるであろうLIVEに参加しているが、フィクションではあるが所々がノンフィクションの様だ。
    ステージや演出を観て、それを造りあげるスタッフ凄いなとは思っていたが、こんなにも演者の気持ちを汲み取り同じ思いを抱きながら頑張ってくれてるのかと思えば胸が熱くなってくる。
    表紙のデザインも、特定のファンにとっては感慨深い。
    何度でも読み返したい。

  • 熱狂のステージの裏に、たくさんの職人がいることは知っていた。知ってはいたけどこんな風に作り上げられているとは知らなかった。ライブに行ったらスタッフさんにも大きな拍手を送りたい!

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著者プロフィール

東京工業大学建築学科卒業。一級建築士。建築家を経て98年、旅行記『まだ見ぬホテルへ』で作家・写真家としてデビュー。長編旅行記『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。500軒以上の名建築といわれる宿に宿泊取材し、写真集、小説、児童小説を刊行するなど活動領域を広げ、日本建築学会文化賞受賞。取材開始から15年を経て刊行された本書『ホシノカケラ』は、児童小説『サクラの川とミライの道』、写真集『津山 美しい建築の街』と共に、著者ゆかりの街・岡山県津山市を題材にしている。他にノンフィクション『夢のホテルのつくりかた』など著書多数。

「2023年 『ホシノカケラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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